フローライト
春の雨には、自分の気持ちを気づかされます。元気があるときは、本を読もうと静かな気持ちで過ごせるのに、弱気の時には「どうして雨なのか」と悲しくなってしまいます。雨のせいで自分が元気がないわけではないと気がついたのは、最近のこと。今日の私の心の空はどっちかな。
フローライトは不思議な石。写真は晴れた朝に撮ったものです。(最近は窓辺にころんと転がして、仕事に出る前にちょっと写真を撮ることが多くなりました。)フローライト自体はもともとそれほど好きな石ではなかったのですが、ちょっとしたきっかけで手にとって見ると中央のブルーグリーンの層に惹きつけられました。なんだか「Minty」。かすみのかかった様な色と色との境界も優しい気持ちにしてくれます。
硬度は4と脆く、宝飾品にはあまり適さないのですが、人工的に精製されたフッ化カルシウム(フローライト=CaF2)は、カメラのレンズとして使われています。ガラスのものより歪みが少ないそうです。レンズの場合は値段もとても高額。
ただし鉱物としてのフローライトは、最近中国で沢山産出されたこともあって、普通の水晶より安いくらいです。この石は30mm程度の大きさですが、ちょっとしたお昼ゴハンより安い金額だったので、連れて帰る事になりました。
最近は石を買わなくなったのですが(石集めは意外とお金がかかるので、自制が絶対に必要です)、フローライトは入門編にはちょうどいい石。またフローライトばかり集めている方もいるようです。一貫性のあるコレクションってストイックで尊敬します。
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