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ブルートパーズ(スイスブルー)

北風が電線にひゅんひゅん音を立てるのが好きです。その音に無謀にも立ち向かおうとしている心があることに安心するのかもしれません。今日もお茶を飲みつつ、日曜日の朝を過ごします。元気があるときは、豆をゴリゴリして、淹れたての珈琲(お茶じゃないじゃないか)を飲みますが、最近は専ら、ハーブティー。近くの南蛮屋で、何種類かごっそり買ってきて、ちょちょっと調合しちゃいます。幸せ。

Dvc10142 今日は「石」ではなく、本当に「宝石」という感じ。トパーズは11月の誕生石。実はトパーズについては、こんな風にアクセサリーに使えるようなものはほとんど何らかの人為的処理がされています。美しいインペリアルトパーズは色の薄いシェリートパーズ(OHタイプ)を加熱したものが多いですし、この「スイス・ブルー」は透明なトパーズに中性子線を照射してその後加熱しています。ロンドン・ブルーと言われるこれよりもう少し濃い色はスイス・ブルーより少し多く中性子線を照射したもので、スカイ・ブルーと言われる薄い色は電子線を照射しています。(両方ともその後加熱)いずれにしても天然で取れるトパーズは無色透明のものがほとんどのため、いろいろな処理をして宝石へと生まれ変わります。

もちろん私は天然の素朴なトパーズが好きなのですが、もしそれをアクセサリーにして、お友達にプレゼントしたら、…むこう1世紀口きいてもらえないわ。(そう、これはお友達にイヤリングを作ってあげたくて仕入れたばかりだったのです。私の好きなごろごろした石ころはアクセサリーにはなりっこないものばっかりです…)あと、宝飾品としてのトパーズはさすがに綺麗でした。

Dvc10141 組成:Al2SiO4(F,OH)2で、硬度は8。(黄色系統のものはOHタイプ、青いものはほぼFタイプです。屈折率はOHの方が高いですが、屈折率そのものはどちらもそんなに高い方ではありません。)本来”貴石”と呼ばれる石は硬度8以上であることが求められているので、トパーズはまがうことなく、貴石に分類されます。(本当はその他は「半貴石」です。クリスタルも半貴石。)超音波洗浄はお勧めしませんが、それ以外は取り扱いも楽ちん。そして何処までも透き通ったガラス光沢。

トパーズの石言葉は「誠実」です。本来はOHタイプの黄色がかったものをいっていたのかなと推測しますが、このブルーったらinformation ageの申し子のようにとても新しく、不安を吹き飛ばしてくれる色。石としての効果は伝統的な黄色のものとは違うように感じますし、好き嫌いもあると思いますがアクセサリーとしてならこれほど映える石もなかなかありません。実はトパーズは退色しやすいのですが、処理されているものは安定なので、よほどのことがない限り(直射日光に放置等)綺麗な色を保ちます。

11月の誕生日の方、おめでとうございます。ブルートパーズは私にとって、都会的な女性の象徴。量も取れる石なので、カジュアルに使っても平気平気。トパーズが貴女の夢に力を与えてくれますように。

(貴石の定義ですが、業界によって違うことを最近知りました。ごめんなさい。確実な定義はなく、トパーズを貴石に含まないこともあるようです。2009年1月10日加筆)

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トパーズ」カテゴリの記事

コメント

はるかさま

ちょっとはお役に立てたみたいで、ほっとしています。(今日はたまたまお休みをとっていたので、すぐにお返事できてよかった…)

トパーズやダイヤなら十分に固いので、使用済みのくしが細めの歯ブラシで台との間を、こしょこしょっとお掃除しても大丈夫ですよ。私は、たった一つの宝石を持っているはるかさんがうらやましいくらいです。

もう本当にゆるゆるのブログで、宝石というより「石ころ」ばっかりなのですが、またいつでも遊びにいらしてくださいね。

投稿: 佑咲 | 2008年11月26日 (水) 19時08分

しかも、たまにお店に置いてある超音波で洗ったりしてました…お手入れも…ブラシでなんてした事ありません…なんだか可哀想になってきました…指輪に付いてる唯一のダイヤモンドがもしポロッと取れた日には…立ち直れませんしね…気に入っているくせに大切にしない私…ちゃんとしなきゃいけませんね~(>_<) 今日から、心を入れ替えて、まずは『お風呂は外して入る!』『水仕事はなるべく外す!』から始めたいと思います!(かなり基本中の基本ですがf^_^;)
本当に色々教えて頂き、有難うございました!
またお邪魔するかもしれませんが、その時は宜しくお願い致します。

投稿: はるか | 2008年11月26日 (水) 17時15分

丁寧に有難うございます(^-^)こんなに丁寧なお返事頂けると思っていなかったので、感激しました!本当に有難うございます。
やはり外して入る方が良いですよね(^_^;)分かっていたのですが、ついつい面倒で…。でも、色々教えて頂き、今日からアクセサリー類は外す事に決めました!私はハンサムウーマンに憧れるただの専業主婦なんで、この石が実はあんまり似合ってないのかもしれないんですが、自分の誕生石のなのもあり(おっしゃる通り、つい先日誕生日でした★)大好きなんですね(^^ゞだからいつも身に付けているのですが…その思いに比例せず、また色褪せたらどうしよう、と心配するくせに面倒臭いからと雑に取り扱っていたようで、反省です(>_<)これからお手入れもちゃんとして(お手入れ方法も教えて頂き有難うございました!)、大切にしていこうと思います★
でも、太陽の光にも弱いのはびっくりしました!長時間外にいる事は殆どありませんが、一応頭に入れておいた方が良いですね。
アクセサリーは好きなんですが、高価な物は持っておらず、ダイヤモンドは結婚指輪のみです(^_^;)多分私が持っている中で一番高いのですが、これこそもう何年も着けっぱなし…

投稿: はるか | 2008年11月26日 (水) 17時02分

ごめんなさい。

ダイヤモンドのことを書くのを忘れていました。
ダイヤモンドもお風呂はお勧めしません。それはやっぱり掃除が大変だから。(またここに戻ってくるのか)

ジュエリーのお手入れは、クリーナーにつけたり、石と台の間にブラシを入れたりする方法の他に、それでも綺麗にならないと超音波洗浄をすることがあるんです。メガネ屋さんの前にある、あれです。そうすると、ダイヤモンド(ダイヤモンドも壁開性を持ってます)・トパーズに限りませんが、壁開性を持つものを超音波洗浄にかけると、もともと結晶の構造的に入っているひびをさらに大きくしてしまったり、割ってしまったりすることがあります。

それが怖い場合は、やっぱり手洗いになってしまいますし、そうするとある程度落ちない汚れはあきらめなくちゃいけないですよね。
お風呂につけて入ると、そういう落ちにくい皮脂やカビなどの汚れをつけてしまいやすくなっちゃうんです。あとは、金属の変色かなぁ。

ブルートパーズがはるかさんに沢山の幸せを運んできますように。

投稿: 佑咲 | 2008年11月26日 (水) 13時42分

はるかさま

ブログにお越しくださって、ありがとうございます。
そして、多分お誕生日?おめでとうございます。(トパーズが誕生石なのかなと思ったので、もし間違っていたらごめんなさい)ロンドンブルーは少し落ち着いた色目が大人の女性を思わせる、素敵な石ですよね。(私、似合わないんだわ…ぐっ。)仕事のできるハンサム・ウーマンを想像しちゃいます。

私は基本的に石ものはお風呂には、つけていきません。。いや、多分大丈夫なんですよ。色が薄くなるってことはそうそうないと思います。トパーズって硬度8と固いですし、おそらく綺麗にカットされたペンダントヘッドかなと思いますので、壁開面から水分が浸みこむ…なんてこともないでしょう。
(いやそもそもどこが壁開なのかわからないだろうし。トパーズは結晶の構造上、割れやすい面というのがある石で、それを壁開性といいます。)あとは太陽の光がちょっと心配かな。

照射ブルートパーズの色の安定性は高いのでほぼ大丈夫なんですけど、ここでF系のトパーズの色の変化を見てみると、光と熱が加わることにより「緑から青、青から無色」に変化することが知られています。
(緑のトパーズはちょっと太陽にあてただけでも、青になっちゃうようです。)なので私は未処理の石ころトパーズも持ってますが、太陽には当てないようにしています。(どっちも色が薄くってすぐに透明になっちゃいそう)

で、ロンドンブルーに戻ると、この石は中性子線をあてた後、250度から300度くらいの熱を加えて黒味を抜き、あの色を出しています。こちらも熱と光によって変化を起こしているんです。だとしたら、お風呂や太陽光って…ってやっぱり心配は心配なんです。

もちろん、「250度のお風呂なんて入れるかっ!」ということにはなるので、多分大丈夫だとは思いますが、宝石のためには私はお勧めしません。。リスクもさることながらお掃除大変ですし。
(実は私も相当のめんどくさがりで、過日ピアスをしていた時は、やっぱりつけっぱなしでした。一時期、18Kのものを長くつけっぱなしにしていたのですが、どうもニッケルが入っていたようで、18Kが変色しました…。その後、カットされたジルコニアのものをつけっぱなしにしていたんですが、台と石の間に皮脂の汚れがたまっちゃうんです。とれなくて往生しました。)

あと、ペンダントとのことですが、石以外では台がちょっと心配です。しっかりした台のものであれば大丈夫かと思いますが、少々やわかったりすると、台が曲がります。
あと台が温泉で変色することがあります。(←経験済)

ただ手放せない石っていうのもありますよね。私は、シンプルな銀の水晶のペンダントを4‐5年寝ても覚めてもお風呂にもずーっとしていたことがありますが、石は大丈夫でした。が、金具はちょっと弱っています。(あんまり長く使っていたので名前までついてます…爆)リスクは、リスクとして理解した上で、でもその時はいつもつけていたかったんですね。
ただ、チェーンは経験上つけっぱなしのほうが壊れます。太いものでない限り、留め金とチェーンのつなぎ目のところが、何回か逝っちゃいました。私が寝相悪いからかもしんない…

なので、あとははるかさんがどんな風にその石との時間を過ごしたいかで変わってくるのかなって思います。

結論:お風呂で退色することはないとは思いますが、あんまりお勧めしません。なぜならお掃除が大変なので。(おいおい)

お日様に当てすぎないことと、超音波洗浄をしすぎないようにしたら、きっと長くはるかさんと一緒にいる宝石になると思います。良いことをたくさん運んでくれるといいですね。

投稿: 佑咲 | 2008年11月26日 (水) 13時25分

初めまして★

ブルートパーズについて教えて頂けたら幸いですm(_ _)m
先日誕生日に、ロンドンブルートパーズのペンダントトップを頂き、いつもつけているのですが、やはりお風呂では外した方が良いでしょうか?お湯や水につけたら、色が段々薄くなってくるんじゃ…と思い、最近は外してますが、性格的に大ざっぱで、ネックレスもピアスも寝る時もずっと付けているので、外すのが面倒で…(^_^;)後、毎日取り外ししていたら、ネックレスチェーンの金具が壊れないかな~…なんて思ったりもして。基本的にどの石もお風呂は厳禁でしょうか?ダイヤモンドもダメですか?石にお詳しいようなので、お暇な時教えて頂けたら助かります。

投稿: はるか | 2008年11月26日 (水) 10時35分

コメントありがとう。むっちゃんが元気そうで、うれしいです。風邪などひいていませんか?

トパーズと言えば、やっぱりインペリアルトパーズの方が本来なんだなーとは私も思います。トパーズの和名は「黄玉」だし。
ただ、インペリアルトパーズ完全にナチュラル(加熱無しで、充分に黄金色のもの)である程度大きさのあるもの(それでも1.5cmくらい)は5000円位は軽くしちゃうので、あんまり欲しいー!って思わなくって。

こう持ってみて、ある程度の重さと質感が楽しめるほうが好きなんです。
おはじきとかビー玉の延長かもしれない。。。

ブルートパーズは若々しい色なので、若い人にはそのほうが似合うなーって私は思います。私はルース(裸石)はあまり好きではないのだけど、この6粒を手の上に乗せてみたときは、やっぱり宝石の持つ魔力を感じます。悪いことしたくなっちゃうような、そういう引力があるような美しさ。

らくだの背中にのりながら、腰につけた皮袋をあけると、こんなきらきらした輝きが転がり出てくる…なんてことがあったのかなって想像したり。
日常とはかけ離れた所にある煌きたちです。(大きさがそろわなくて四苦八苦してますが…)

投稿: 佑咲 | 2008年11月17日 (月) 15時49分

佑咲さま、大分寒くなって来ましたね。
お元気ですか。

トパーズと言えば、黄色っぽいイメージだったのですが、今はこのような青色系が主流なのかしら。
綺麗だね。
いつまでもほぉ~っと眺めていたい感じです。
人工で作った色でも綺麗だから、OK!
キャッツアイのカラフルなのは人工的過ぎて、許せないのですが・・・。

投稿: むつ | 2008年11月16日 (日) 22時36分

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