随分冷え込んでいる日もありますが、基本的には暖冬で、気軽に外に出られるのがうれしいです。で、お外に行って、好きなコーヒー豆やらハーブやらを買ってきて、おうちで珈琲やハーブティーを淹れる時間の幸せなこと。なーんて言ってる私は基本インドアのお家派です。
今日は私にとっても大切なブレスレット、1月の誕生石のガーネットを。実は、10代の頃はあまり好きじゃなかったんです。色が暗くて、自分の誕生石のルビーと比べたら、絶対ルビーの方がいいと頑なに思っていたのですが、石を集めだすにつれ、ガーネットっていいなと思うようになりました。まず、量がある程度とれて、色目も豊富で、そして何と言っても、処理石がとても少ないこと。ルビーは量も少ないため、市場に出てくるものは、加熱されるわ、含浸されるわで(もちろん全てではありませんが)石本来の質感を楽しめるものというと、とっても限られてしまうんです。が、ガーネットなら、宝石カット用のものを除いても、ビーズでも充分に手の届く値段。そして、グロシュラー(黄緑-緑)、ツァポライト(緑)、ヘソナイト(橙)と青以外の色はほとんど楽しめます。
そして石言葉は努力・忍耐。ガーネットを誕生石にもつ人は、私の友人に限って言えば、やっぱり本当に頑張ります。「あと、もう少し…」というところの我慢が出来るんですね。凄いです。(←我慢が出来ない人)
今日のブレスレットは、深い赤。アルマンダインかパイロープかは不明です。暗めなので、アルマンダイン<Fe3Al2Si3O12>かなと思います。(ちなみに、パイロープの組成は<Mg3Al2Si3O12>で、何のことはなくて最初の鉄がマグネシウムに変っているだけです。ロードライトは成分的にこの2つの中間だそうですが、どうしてあの赤紫が出るのか不思議だなーと思います。)
私はガーネットといったらやはりこの深い赤に魅かれます。見た目は黒に近いので服、合わせにくいんですけどね…。ただ、少しでも光を通すと本当に綺麗。(暗すぎて…という人ならグロシュラーなら控えめでいいかも。)あと比重も3.8-4.3と重いので、ブレスレットにすると腕に良くなじみます。水晶の比重は2.65なので、比べてみるとガーネットは本当にずっしりとしますよ。
ノアの箱舟を照らした灯りは、このガーネットといわれています。1月生まれの誕生日の方、おめでとうございます。「あきらめる前に、もうちょっと頑張ってみよう」と思わせてくれるガーネットに守られた、これからの1年が実り多きものでありますように。
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