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2009年3月

ローズクォーツ・タンブル

桜がほころび始めました。ここの所寒い日が続いているので、満開までもうちょっとかなーと思いますが、この記事をあげたら、私は近所にお散歩に行こうかと思っています。あと、お寺でお団子食べるんだ。(←花より…の典型)桜並木を眺めて、最寄りのお寺まで10分です。

Dvc20021ところで、子供の頃好きなものをベッドやお布団に持ち込んだことってありますか。私はあるい程度大きさのある石なら今でもベッドにがんがん持ち込みます。のんびり眺めて、そのまま眠ったり、あるいは持って寝たりとか。(←以前、クラスターを持ち込んで、「罠か!トラップか!」とさんざんつっこまれた)ただ、朝になると手から滑り落ちて、どこかにいっちゃうことも多くて、なかなか朝までもっていられませんでした。

それがある時から朝まで握っていられるようになったんですが、きっかけになったのが今日のローズクォーツです(マダガスカル産)。本当に握りやすい形で(最大で7cm×4cm×3cm位)、ぴったりてのひらに収まる大きさ。起きて「おぉ、まだ手の中にある。」ってびっくりしたんですが、それ以降ほぼどんな石でも朝まで持っていられるようになりました。同じような悩みを持っている人(←絶対いない)、できるようになっちゃいます。

Dvc20020ローズクォーツは私の好きな石のひとつ。もともと赤・ピンク系統の石が好きなのと、ローズクォーツは価格も安いので手に入れやすいんです。ありきたりな石なのですが、ローズクォーツの様々な色目も私の幸せポイント。この石は、前回11月に書いた石よりも色が濃い目で、あったかい気持ちになれます。(どちらもはんなりとした、マダガスカル産らしい石です。)あぁ、でも桜色、春らしいのは薄づきのほうだなぁ。

うーん、違う石のことを書けば良かったなぁとちょっと後悔…。ただ、濃い目の石の方が、色が強い分だけ、カラーセラピー的な面から考えると、影響は受けやすそうな感じがします。(一歩間違えるとすばらしく鬱陶しい色だけど、)落ち込んだ時には効果覿面。

Dvc20019左の写真は、前回のマダガスカルローズと一緒に。

今を咲く桜の美しさにはかなわないかもしれないけれど、同じ石でも表情の違ったものを探してみるのも、また楽しいですよ。

みなさまに、素敵な春が訪れますように。

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ガーデンクォーツ・ペンダントトップ

春が来るとうれしい反面、なにもかもが透明になっちゃいそうな空気に泣きたくなります。一年って早いなって思っちゃいます。気がついたら、このブログも1年超えてるんですよねー。毎週立ち寄ってくださる方、本当にありがとうございます。

Dvc10321先週、ちょっと書きましたが、今日のはよくあるタイプのガーデンクォーツです。そんなに芸術的!なものではないので、これも2000円(しなかった…と思う)前後位でした。(本当にミニチュアガーデンを閉じ込めたような風情のものは、結構お値段します。ただ、数は出ている水晶なので、うーんと高いわけがないぞ、というある種冷静な視点は持っておいた方がベター。あとは気に入るかどうかです。)これは、クローライト(緑泥石)が草原のように溜まっている小さなもの。石の加工はこれも多分中国で行われています。

覗きこむと、柔らかな緑に触れそうな感じがするようで、アクセサリーとしても趣があってガーデン水晶のペンダントトップは私としてもお勧め。革ひもと合わせると、中のクローライトの緑と合って、とってもナチュラルな雰囲気になります。

ガーデン水晶はひとつひとつの違う石の表情を楽しめる、楽しむ石なので、他の石のようにグレードAAAとかってないんです。(少なくとも私は見たことなし)なので、他の人の評価ではなくて、あくまで自分の主観でいい石を決められるのがとってもいいなと思う石です。(もちろん、誰から見ても本当にミニチュアガーデンぽくなってたりするのは、いいお値段しちゃいます。この辺は人の持つ普遍的な美意識に訴える部分があるんだなと思うわけですが、他の石にくらべてその基準はあいまいというか…基本自分の感性で選べる石なんですよね)

Dvc10326 ただ、先週もちょっと書いたのですが、このペンダントトップは私どういうわけか落とすんです。あんまり落とすので、ひびを少し入れてしまいましたが、それでも時々眺めると私を草原につれだしてくれるような石です。(この石10gくらいあります…ペンダントにするには4-5g位が最適かもしれないなーって思います。結構肩こったし)

優しい気持ちになりたい人にお勧めします。優しい日曜日になりますように。

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石と過ごす時間(気まぐれ更新・2)

気まぐれ更新の2回目です。今日は私のお買い物のことを。昨日もね、バーゲンだったんです…。(←言い訳がましい)

きらきらしていて、可愛くって思わず買ってしまったこのリング、はまっているのはホワイトトパーズとのこと。本当に私らしくないんですが、実はとっても気に入ってます。

Dvc20071ホワイトトパーズはロシア、スリランカ、ナイジェリア等でたくさん産出する石。ブルートパーズの時にも少し書きましたが、多くのブルートパーズは無色のFタイプのトパーズに放射線処理を施して、ブルートパーズに変えられたものです。このリングも真ん中は、無色のトパーズですが、両隣の2石は薄いスカイブルートパーズ。無色のトパーズは以前はあまり出てきませんでしたが、最近よく見かけるようになりました。(キュービックジルコニアが出てきてから、無色の宝石って結構駆逐されちゃってたので)

実は私はこういうカットされた石はあまり買いません。上ではトパーズと書きましたが、本当にトパーズかどうかってカットされちゃうと自分ではわからないなーって思っているからです。(原石ならある程度はわかります)もちろん鑑別に出せばいいんでしょうが、このリングの値段より、ソーティングの方が絶対に高い。(←どれだけ安いんだ無色トパーズは今は大量に採れますし、ブルートパーズも当たり前に出回っているので、心配しなくてもいいのかなとも思います。ただ、今は市場にもいろんな処理石が出回ってもいるんです。本物がいいなと思っている人は、その石にどんな処理がされている可能性があるのかチェックするのがおすすめ。あとは処理が普通されにくい石を選ぶのも手かも知れません。(そして、信頼できるお店!そうじゃなかったらルースで買って作っちゃうとか。)

Dvc20072 とはいえ、このリングに関しては、私はガラス玉でもいいかなと。透明度の高い石は綺麗な手でないと映えないかなーと思い、お皿洗いの時に私に手袋をさせることを決意させた、ある意味偉大(←本人とっても面倒くさがりです)なリング。きらきらしすぎていて、実際は使う機会がないかなって思いますが、シンクの近くで「綺麗な手じゃないとリングは似合わなくてよ」なんて感じに、今日もがさつな私を見張っています。

自分の好きなものとすごす時間って幸せです。

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クリスタル・ペンダントトップ

もう少しなのに、なかなか来ないなっていうのが春です。この期待の持たせ方って毎年うまいなー、策士だなーなどと言っている私は春に恋をしているよう。(←でも春が来たら来たで、夏の訪れを待ってしまう浮気者)

Dvc10309 石を集めたりしていると、「全部好き?」と時々聞かれることがあります。それはもちろん、全部好きなんですけど、思い入れのあるちょっと特別な石というのもあります。私にとって、この小さな石はそんな石。

もう5-6年前位になるんですが、荻窪のタイムゾーンさんで見つけた石です。確か1000円位だったのですが、大きさが良かったのか、重さが良かったのかペンダントにするととても良くなじんで、4年くらいずーっとこればっかりしてました。(部屋には他にも水晶はあるんですが、これだけに名前がついてます。恥ずかしいので人には絶対言えず

「ガーデンクォーツ」とは表示がなかったのですが、何か含んでいます。一応内包物があるものはガーデンクォーツと言われることが多く、多くはクローライト(緑色の苔みたいな感じのもの、緑泥石)が入っているんですが、これ黒いんです。マンガンとかタールかなぁと思っていますが、、、飾り細工は中国っぽい。

Dvc10311 墨絵が描かれているようで、眺めていても飽きない石。このペンダントトップ、実は長期間つけすぎて、金具の方が参ってきてしまったので、2代目の今度はクローライト入りのガーデンクォーツを買ったのですが…、2代目むやみに落ちる。バックのポケットから飛び出して、アスファルトに直撃したときに、「割れてももったいないな」と思ったので、その後水晶のペンダントをするのはやめてしまいましたが、心の隅でこの石との繋がりをちょっとだけ考える出来事でした。(←2代目への取り扱いが荒いだけ)

傷も内包物もないクリアなものがもともとは好きだったのですが、どうしてどうして、最近は中身入り(なのだろうか)のものの方がお気に入りです。

来週はその2代目、よく見かけるタイプのガーデン水晶を紹介します。良い日曜日を過ごしてくださいね。

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コーラル・ネックレス

気がつくと今月は日曜日が5日あったので、一週目と二週目を3月の誕生石にしました。先週はアクアマリン、今週は私も好きなコーラルのネックレスです。組成はCaCO3、硬度3、簡単にいうと炭酸カルシウム、乱暴に言うと「石灰と一緒です」、…いかに珊瑚が脆いかがよくわかっちゃいます。

Dvc20028 コーラルといってもいろいろな種類があり、一番高いのは土佐の血赤と言われる赤の鮮やかなもの。イタリアのサルディニア、沖縄のものも有名です。色が濃くなるにつれ、値段も上がりますが、私が好きなのは桃色のもの。向こうっ気の強い私を、(いくばくかでも)おしとやかに見せてくれるので。透明感はないので派手さはありませんが、優しさを演出してくれます。

ところで、コーラル(珊瑚)はとても染まりやすいことでも知られています。産出量は色の濃いものの方が少ないので、白珊瑚を染めたものがよく出ていますし、プラスチック製のものもあります。天然のものはどことなく透明感をたたえていて、ちょっと珊瑚を知っている方なら、見分けられると思いますが、ぱっと見ではちょっと難しい…幸い日本では綺麗な珊瑚が取れますので、本物を見たいという方は業者さんに連絡してみるのがお勧め。日本語だし、大丈夫大丈夫。私は趣味の範囲なのでちょっとしか買わないんですが、「染めは扱ってませんよー」と大変丁寧なお返事をいただいた業者さんから、ビーズを買ってこのネックレスを作りました。シンプル。

Dvc200273月の誕生石は海につながりのある優しさを感じさせる宝石ばかり。コーラルももともとは海から来た私たちに母なる生命力を感じさせてくれる、とっても身近な宝石です。パールよりもコーラルが好きな私は、もうちょっと普及しないかなーって思っちゃうくらい好き。

ただ、お手入れには少し気を使います。割と簡単にくすんでしまうので、使い終わったら柔らかいセーム等ですぐ拭きましょう。

ところで天気に恵まれなかったこともあって、写真があまり綺麗に取れませんでした…珊瑚の名誉のために書きますが、ほんとはもっと生命力に溢れた可愛い色なんです珊瑚って。

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アクアマリン・タンブル

私はアニメも結構好きで、見るほうは見るほうなんですが、今更(本当に今更)SSSの「モザイクカケラ」が、脳内リフレイン止まんなくなってます。もともとは「反逆のルルーシュ」のエンディングだったんですが、最近再びレンタルで見てから、耳にしっかりついちゃってます。声にちょっと癖があるんですけど、テンポとちょっと悲しげな感じが心地いい曲です。(←ちなみに私はルルーシュ好き)石もそうなんですが、あらゆる意味で本当に私は雑食だな…と思うこの頃です。

Dvc10305 さて、今日の石はアクアマリンのタンブルです。組成:Be3Al2Si6O18、硬度:8のベリル系の石。アクアマリンの青は微量の鉄分の混入に由来しています。ちょうど2.5×3.5cm位の手のひらに収まる、持っているアクアマリンの中で私が一番好きな石。アクアマリンの一番有名な産地はブラジル、そしてあとはモザンビーク、マダガスカルなんかが挙げられますが、これはインド産。透明度はありませんが、処理なしのグリーニッシュブルーが綺麗です。本当はアクアマリンは加熱しないでほしいなーと私は思っているのですが、青が綺麗で人気が出ちゃったのでコマーシャル的に難しいんでしょうね。私は緑がかったものの方がむしろ好きなくらいなんですが、アクアマリンっていうと、青というイメージはデフォルト設定で、私も緑のものを見るまではやっぱり「青でしょ」って思ってました。

Dvc10302 宝飾品としてのアクアマリンだったら、「透明で、色の濃いもの!」をお勧めしますが(その方が価値が高いので。非加熱ならなおベター)、石ころを集めるのがただ好きな私にとっては、ナチュラルで手に持ってその重みを感じられるものが一番。3月の誕生石でもあるアクアマリンはもともとは船乗りのお守りとして大切にされてきました。生きていくのが大変に感じられるとき、覗きこむとこの石は海のようにすべてを受け止めてくれるようです。アクアマリンを嫌いという人はあまりいないんじゃないかと思います。私は結構引っ込み思案で(←誰も認めませんが…)、積極性に欠けるタイプ(←だから誰も認めてませんってば)なのですが、なんだか漠然と不安かも…と思う時はこの石を持ってきて、ぽーんと近くに転がしておきます。

3月生まれの方、お誕生日おめでとうございます。誕生石の中でも、金運やら旅行安全やら(もともとが船乗りの石なので)、恋愛成就やら、こんなに幅広く効能がある石に守られている人がうらやましい!新しい一年も実り多き航海となりますようにお祈りいたします。

P.S. 実はぽんと近くに転がしておいたこの石、その後ポケットに入れっぱなしでうっかり洗濯しちゃいました。(がさつだ…)さすがに硬度8でもともとタンブルだったので割れませんでしたが、割れてもしかたないですからね。本当は。石持ちの方は気をつけましょう。。。

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