プレナイト・ブレスレット
アゲハにかまけているうちに、ぼんやりしていると夏になってしまいそう。(アゲハはいまは蛹になって、じーっと目が覚めるのを待っています。ちょっと冷え込んでいる日が多いので心配ですが目が覚めてくれるといいな。)その前に春っぽい石を。
プレナイト、組成:Ca2Al(AlSi3019)(OH2)。硬度:6-6.5のフィロ珪酸塩鉱物です。これとサーペンティン(ニュージェイド・ネフライト)がビーズで一緒に出てきたら、ちょっと私区別する自信ありません…。でも、プレナイトの方が透明度が高いかなぁ。もっともどちらもお財布に優しい石なのでそんなに心配しなくても大丈夫。一応珪酸塩鉱物なので、硬度は6以上あって、手触りもカルセドニーのような感じです。結晶になっている所が、ちょうど葡萄の実がなっているような形にぽっこりぽっこりしているところから、「葡萄石」とか「マスカット」とも呼ばれたりします。色はマスカット色のものが多いようですが、白やオレンジかかったのものもあるそうです。
写真にも写っていますが、ちらちらと中に含まれている苔っぽい内包物は緑廉石(エピドート)です。一緒に出てくるらしいので、安いビーズとかには結構入っちゃうんですね。ルースにしたり、ブリオレットカットしたりするものは、含まれていない部分が使われていますが、これはオークションでえいっと落としたものなので、緑廉石が入ってた方がむしろ安心か、くらいの気持ちで買ってみました。ぷるぷるのみずみずしい色。
この石は何がいいって、その気安い値段と使い勝手の良さです。硬度がある程度あるので、ブリオレットは初めて使う人の練習にも使えますし、新芽のような柔らかな色もとっても魅力的なので、シンプルに繋ぐだけでも楽しめます。沢山取れている今のうちに是非!な石です。(石も自然資源なので、やっぱり産出が減ってくると値段が上がっちゃいます。本当に。余談ですが、今私、色の濃い目のアメジストブリオを探しているんですが、なかなかないです。薄いのはそこかしこで見かけるのになー)
穏やかな、春の光のようなグリーン。私のお友達で、この石がとっても似合いそうな女の子がいるのですが、彼女の先初めの花のような優しさにいつも助けられます。私もこんな柔らかな色が似合うといいんだけどなぁ。
今日も素敵な一日になりますように。
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