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2009年9月

アマゾナイト・ブレスレット

「石集めるの好き」って欧米では割と普通な趣味なんですが、日本ではちょっと変わった趣味に分類されちゃいそう…。と思うのは、自身も石集めが好きな私が、少しひけめを感じている証拠なんですが、「いや、ほんと私病気かもしんない」と思うくらいとびきりに好きな石があります。

Dvc00005ペルー産のアマゾナイト。以前8mmで作ったブレスレットをのせたことがありますが、同じころにビーズを衝動的に買ったもの。私は半連、または連買いして、アクセサリーはほぼ自作するので、市販のものを買うよりは安いんですが、これに関してはほんっと無駄遣いしたなーと思います。でも欲しかったんだもん。

組成:KAlSi3O8、微斜長石のうち微量の鉛により青緑に発色しているもの。硬度は6。

他の石は割と一つあると、「まんぷく」な感じがするんですが、このペルー産のアマゾナイトに関しては底なしで、あればあるだけ欲しくなってしまう、我ながらあっぱれな病気っぷり。このブルーグリーンの色がたまらなく好きなんです。どぎつい色なのに、泣きたくなっちゃうくらい優しい石。

Dvc00006いつか8mm、10mmのブレスレットをばらしてロングネックレスを作れたらなぁというのが私の小さな野望です。(←その前に、病気をなんとかしましょう。)好き嫌いはあるとは思いますが、個人的にはイチオシの石です。

皆様にとりまして、今日が素敵な日になりますように。

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石と過ごす時間(気まぐれ更新・9)

秋の入口は、夏の余韻の暑さを残しても、少し暖かみのある色合いが恋しくなります。私の飲み物がアイスティーから、ホットのハーブティーに変わって、ゆっくり座って本を読みたくなると、私には秋になったサインです。

Dvc00040夏の間にはつけることのない、いいえ、普段あまりすることのないペンダントですが、私には宝物。あぁぁ、私この色は似合わないのに、でも好き。ローズクォーツのシルバーのペンダントトップです。(おそらくマダガスカル産)通常あまり見かけない、大ぶりの仕立てで、石は一番長い部分が2cmあります。こんな大きい仕立てはなかなかないのと、ローズクォーツゆえに、値段も手頃。表面のチェスカットが綺麗です。

長めのコードを使ってペンダントにしてつけていくと、女の子には必ず「それ何の石?」と必ず聞かれます。多分、普通のペンダントよりずっと石が大きいからだと思うのですが、けれど、この優しい色合いをいいなって思ってくれるお友達も多いようです。

Dvc00041あと、「ローズクォーツ」は身近な存在で、手に入れやすい石の一つなのも、他の人との距離を縮めてくれるのに役立ってくれてると感じます。リビングに置くような大きなものはそれはいいお値段しちゃいますが、カットルースならCD一枚分くらいの価格で買えるのは沢山の人が知っているんですよね。あの石ね、って。(最近ちょっと値上がり傾向っぽいですが…)

そんな訳で、私がこのペンダントをつけていこうかなという時は、ちょっと人恋しくなった時でもあります。恋愛に効果あり!と言われていますが(←これについては私はコメントする権利を有せず)、それはこの石が身近で、誰にとっても良いお話の種、きっかけをつくってくれる石だからじゃないかなって思います。素敵な石です、ローズクォーツって。

今年は長めのお休み、皆様に沢山いいことが起こりますように。

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サファイア・スフィア

もうちょっと早く買ってたら、早く載せられたのになーと思う今日の石はサファイア。9月の誕生石です。

Dvc00052組成:Al2O3、硬度9のコランダム。鉄とチタンの微量元素のバランスによって、黄色、透明、灰色、そしてブルーと色々な色が見られます。赤…のものはクロムを含んでいて、これは良く知られているルビーのこと。(ルビーは「濃赤色」でなくてはルビーとは呼べないということで、色合いが薄いものについてはピンクサファイアと呼ばれます)

最近は加熱処理をされて、透明度、色ともに改善されている場合が多く、これもお店の方では加熱の有無はわからないということだったのですが、なんとなーく加熱されている感じが…。これはもちろん私の私見であって、何の根拠もないことを申し添えておきますが、加熱されたものは、何となく深みに欠ける感じがするんです。ってあくまで感じなんですけど。非加熱サファイアの磨きのものは、しばらく前には結構出ていたので、待ってても良かったんですが、これは何となく買ってしまいました…。だって、青がね、とってもサファイアらしかったんです。

Dvc00053持ち主に冷静な心をもたらすと言われるサファイア。心をなだめてくれるような素直な青。私は、誕生石はルビーなんですが、「情熱」にたがわぬ熱い心でしょっちゅうオランダ人とケンカしちゃうんですよね…はぁ、この石、私が持った方がいいかもしんない。こんな落ち着いた青が似合う女の人になりたいです。(青色の石は沢山ありますが、サファイアほど上品な青ってなかなかないので。)

あとサファイアで思い出しましたが、アルフィーの「サファイアの瞳」好きです。他の楽曲はほとんど知らないんですけど、この曲はなんだかすごく覚えてます。(と、年がばれる…

今日も素敵なお休みを過ごしてくださいね。

懺悔:いつも朝10:00にUpするのですが、今日は出かける前に何と公開設定時間を夜の20:00にしてました…。10:00に来てくださったかた本当にごめんなさい。

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フローライト(強蛍光性)・ラフ

9月に入り、少し涼しくなるかと思ったら…もうちょっと涼しくなんない。もう一週間水出しハーブティーとはと麦茶のお世話になりそうな私です。

Dvc00105フローライト集めが好き!な人にとって、絶対にゲットしなくてはいけないアイテムがこれ。いや、そんなに義務的なものではないんですが、私も結構長い間憧れてました。イギリス、ロジャリー鉱山の強蛍光フローライト。この鉱山で採れるフローライトは、希土元素を多く含んでいて、見た目の美しいグリーンが紫外線を浴びると、ブルーに蛍光します。(いつも石の写真を撮る時は窓辺に置いて撮影するのですが、下の写真はちょっと上の方が紫外線で青くなってます。)

私は深い緑のほうがきれいだなって思うんですが、やはりブルーへの変化はとても魅力的です。太陽の光でも十分に色の変化を楽しめますが、太陽にあてすぎると色褪せてしまうと聞きました。(好きな方はブラックライトを使っていらっしゃるようです。)私は緑色の方が好きなので、蛍光灯の下で眺めます。

Dvc00104ところで、フローライトの結晶系は8面体だとばかり思っていたのですが、このロジャリー産のものが出てきたときに、「高温結晶が8面体、低温結晶は立方体」なのを知りました。だから、フローライトの標本って、あんなにもごつごつしてるんだなーと。あ、よくある8面体のものは、壁開性を利用して割ったものが多いですよ。

今日も素敵な日曜日となりますように。

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クリソコラ(でもあんまりクリソコラの入っていない共生鉱物)・ブレスレット

クリソコラ(珪孔雀石)ということなのですが、クリソコラは本来はターコイズに近いような水色の鉱物です。では、これは何か?これはアズライトやキュープライトが多く入っている、全然クリソコラしてない、クリソコラ。ほんのちょーっとクリソコラの水色、見えるんですけどね。

Dvc20264銅が産出されるときに、副産物として、マラカイト・クリソコラ・アズライト・キュープライトと、緑・青・藍(キュープライトは…赤黒いですね)系の鉱物が産出されます。これらは互いに混じりあったりして、「アジュラマラカイト(アズライト・マラカイトの共生)」となったり、「ジェムシリカ(これら銅の副産物に石英が浸みこんだもの」となったりもします。普通、クリソコラと言うと、水色クリソコラの部分が多いか、あるいはマラカイトと混ざり合ってるものが多いのですが、これは全然クリソコラっぽくないです。(クリソコラ以外に適当な名前がなかったのかなぁと思う)

ビーズとしては面白いなーと思って買ってみました。(あ、ちょっとマラカイトが入ってるのが見えます)が、このビーズ、ちょっと重いんです。銅の副産物で出てくるような鉱物は比重が軽くもろいので、通常透明な樹脂をしみこませたり(含浸)するんですが、これ絶対、それ以上に重い。さらに、これつやっつやです。

Dvc20265これは私の想像なんですが、多分石英ガラスが浸みこませてあります。こうなっちゃうと、硬度も上がっていいんですが、もとの鉱物の感じがなくなっちゃうのがちょっともったいないかなーと思う、石好きでした。(アクセサリーとしては押さえた藍の色合い、惹かれます)

クリソコラらしくないんですが、割と場所を選ばない、使いやすいブレスレットです。共生鉱物は色の感じも混ざっている割合で様々。共生鉱物を探している方、お気に入りを見つけてくださいね。

今日も素敵なお休みになりますように。

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