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2009年11月

カーネリアン・ブレスレット

ずっと載せようと思っていたのですが、カテゴリー分けに悩みなかなかアップできなかったのが、カーネリアン。カーネリアンは組成はSiO2ですが、「潜晶質」といい、水晶の小さな小さな結晶がくっついたもの。水晶をぱっと思い浮かべると6角柱のものが出てくると思うんですが、あれは6方晶系の結晶した形、結晶した形がきちんと見えているもの、なんです。そういった結晶の形が見えず、ぼっこり塊で出てくるものが潜晶質と言われます。

Dvc20210で、この潜晶質のうち、半透明なものがカルセドニー、透明感がないとジャスパー、縞模様が美しいとアゲートと呼ばれます。(呼ばれます、といっても、この3つ組成は一緒なんですよね。硬度はどれも7より少し劣るようですが)で、このうちの半透明、カルセドニーのうち、オレンジから赤のものをカーネリアンと言います。…ぜぇぜぇ。なので、カルセドニーに分けちゃおうかなぁとも思ったのですが、割と知られている石なので、カテゴリーを作ってみました。

この石は、マダガスカル産。有名な話ですが、この潜晶質の石はとても染まりやすく、加熱しても色が濃くなるんですね。なので、この石を買った当時は神経質になっていたこともあって、加熱も染色もされていない石、ということで探して購入しました。それでも価格も5粒で、200円とお手頃。

Dvc20209もともと高い石ではなくて、ありふれた、とても親しみやすい石で、何より、暖かい石。橙と赤に元気をもらえちゃいます。

輸出入をやっていた(今もやってますが)頃に、invoiceの「カーネリアンアゲート」とアゲートと名称に入ると、染め・加熱されているものと聞いたことがありますが、現地の人がどれだけそれを守ってくれているかはやっぱり微妙です。が、カーネリアンについてはそんなに高い石でもないので、染めが好きじゃない人は「全面赤!」のビーズを避ければそんなに問題にはならないんじゃないかなと思います。(もちろん、「染めじゃない、非加熱・無処理」を扱っている業者さんがいたら私は迷わずそちらから買います。)

ところで、この石、冬の装いにもぴったりなんです。銅古美のワイヤーでロングネックレスを作ったら映えるんじゃないかなって思います。

風邪など召さぬよう、よい日曜日にしてくださいね。

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石と過ごす時間(気まぐれ更新・12)

石を集めるのは好きなんですけど、最近はさすがに保管場所に困ってきているので(一応、チェストの上と、下の引出し、一つって決めているんです)、なかなか増えません。とても小さなとるに足らない小さなコレクションなんですが、自分がちょっと明るい気持ちになれるには充分。で、その石を見るのに私が使う道具がこの2つです。

Dvc00095_2カラーフィルター(左)と鉱物用ルーペ(右・25倍)です。本当は屈折計とか欲しいんですけど、きっと趣味の範囲じゃなくなっちゃいそうなので。この二つはどっちもそれほど値段がしないのと、持ち運びが簡単なので、ミネラルショーとかにも持っていきます。カラーフィルターは、カルセドニーとかの染色の簡易鑑別用に、ルーペはもう、ただ楽しいので!

石が小さくても、大丈夫大丈夫。ぱっと見にはわからない、内包物や、うねりが見られたり、月並みですが、石は小さなアート作品みたいです。

どちらもそんなに値段はしないものですし、特にルーペはお買い物にも役立つのでお勧めですよ。

今日は3連休の最後、私も珈琲を飲んだら出かけようかなーって思っています(輪編みの針を買ってこないと、編み物の続きが仕上がらないし)。良いお休みにしてくださいね。

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アメジスト(ベラクルス産)

私は一般的には「リエゾン」と呼ばれる事務所同士のコミュニケーションを担当しているんですが、いくら英語を使えるといっても、言いまかされちゃうこと、多いです。基本だって、ディベートの訓練なんてしていないし、只の一社員だしなぁ…。と思っていたのですが、この間あまりに理不尽なことを言われて思わず、

なんでうちが払わなあかんねん!いったいどうゆう根拠で請求書回してんのや!(←あくまでイメージ)」

思わずまくし立ててしまったら、

「お、俺じゃないんだー!○○が日本に回せって言ったんだー!」

言いわけが、可愛いです。ちなみに相手は50歳位の屈強なDutchman。けんかしたら殺されるのはどうみても私。結局支払いはしなくて済んだのですが、以来彼からメールが来なくなってしまい、私静かに泣き入ってます。はー。早く忘れてくれますように。(割とすぐに忘れてくれるんですけどね…多分)

さて、アメジストも私の持っている石の中で、数のある石です。タンブルや、ビーズ、クラスター…、そして産地によっても表情は様々。ブラジル産は大きなものが出ますが、色は薄目。色の濃いものと言ったら、今はザンビアのものでしょうか。

Dvc00079そして誰が言ったのか、「世界で一番美しいアメジスト」と呼ばれているのが、メキシコ・ベラクルス産のアメジストです。(組成はいつもどおり、SiO2の硬度7)私は実はあんまりこの産地のアメジストは好きじゃなかったんですが、これはコレクション用途で買いました。もちろん手に取ってみたい!という気持ちもあったんですけど、この石好きだなっていう熱意はちょっと低め。不純な大人になりました。ぐっ。

色はちょっと濃い目ですが、こうネオンのような艶やかさのある、小さめのポイント。手に取った時には、私「熱帯魚みたいだなー」と思いました。私はアメジストは濃い目の色が好きなので、お店やショーに行くと例外なく濃いものに手が伸びてしまい、このポイントも色は濃い目です。(本当はもう少し薄目のものが多いという印象です…どうして濃いものばっかり選んでしまうのか)

ベラクルスのアメジスト、カット用としてはあまり大きさがないのと、色付きが薄いため、宝飾用には適さないと聞いたことがあります。この美しさを楽しむしかない!という媚びない姿勢は潔い。

Dvc00078綺麗なお姉さん、それも少し影を落としたような、私には儚げな印象の美しい石。アメジストには私強さを感じるんですが、このベラクルス産のものは、対照的に庇護したいような印象です。

アメジストという石の印象を変えてしまうような、華やかな石。個人的にはブラジルやブランドバーグの物が好きですが、手にとって損はない石だなと思います。鉱物屋さんだと1000円位から見つかりますよ。(ちなみにこれは2.5cm位の小さいものです)

今日もよいお休みにしてくださいね。

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スペクトロライト(ラブラドライト)・ラフとルース

秋は恋愛映画の季節。ちょっと見たいなーと思って仕事帰りに…行けるものなら行きたい!(←ほぼ無理)なので、最近はお気に入りの映画を自宅で何回も見ちゃうことが多いです。よく見るのは、ノッティングヒルの恋人、もう一本が「恋のゆくえ~Fabulous Baker Boys」です。覚えるまで見ました(英語も難しくないし)。ミシェル・ファイファーは生意気な感じのする、私にとってはそんなに美人という感じの女優さんではないんですが、なんとも魅力的。キャット・ウーマンやっちゃうのよ。そして、この映画は出てくる人がどれもこれも不完全で、どうしようもなくて(おいおい)リアルなんです。

Dvc00147映画の話は置いておいて、写真ではあんまりリアルに見えないんじゃないかと心配している石を。

スペクトロライトのラフとルース。スペクトロライトは、ラブラドライトと同じ組成の:(Ca,Na)(Si,Al)4O8、硬度6-6.5の長石系の石。なので、スペクトロライトを「ラブラドライト」と呼んでも間違いではないんです。ただ、スペクトロライトはちょっと光り方が違います。

通常ラブラドライトの地の色はダークグレーで、透明感を持っているんですが、このスペクトロライト、真っ黒で全然愛想なし。透明感も全然ありません。ちょっと見、オブシディアンみたいです。 

Dvc00148_2が、少し角度を変えると、左の写真のようにギラリと強い輝きを見せます。突然アゲハが舞い降りてきたような、幻想的な光です。産地はフィンランドのユレマー産。他の産地でも、こんな風に地色が濃く、強い輝きを持つものがあるのかもしれませんが、スペクトロライトといったらフィンランドのユレマー産というのが一般的かなと思います。

いかなる深さも感じさせず、光がいきなり表層に浮かびあがってくる輝き方。結晶構造が緻密なんだろうなーって思います。

      

Dvc00145実はこの青に惹かれて、1000円の小さなルースも買ってみました。少し角度を変えると、ぞくっとするような青。ワイヤーラップで巻いてみようかと思ったのですが、これ普通に見るとただの漆黒の石なので、巻いても狙ったような光り方をしなくって、あきらめました…。

全然、ペンダントトップにならなくってもーぅ溜息ものなのですが、この青好きです。
果てしない暗闇を歩いているときに、稲妻を見るような石。


Dvc00141これに比べるとラブラドライトがどんなに優しい光かよくわかります。けれど私はスペクトロライトが好きです。(密かに、「アゲハ蝶の石」とかって呼んでます。)

今日も良い日曜日にしてくださいね。

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クリスタル・ポイント

深夜のネット徘徊…って仕事に差し支えるのでほどほどにしなきゃいけないんですが、帰りが遅い日が続くと、夜中にウィンドウショッピングが唯一の楽しみに。(本や音楽、時々服も買ったりするんですけどね)

Dvc20200それが、原則ウィンドウショッピングのはずなのに、まんまと(まんまと?)買ってしまったのがこの水晶。真夜中も真夜中、よく見せていただくショップはほぼ固定なんですが、初めて見せていただいたショップで、迷った挙句に買ってしまったツインクリスタルのポイントです。(あぁぁ、絶対変な人だと思われてるっ←いや、既に変わってるから…)ヒマラヤ、カイラス産とのことですが、カイラスのものは手に入りにくいと聞いていたので、「そうだったらいいな」くらいの気持ちで。(また開山したのかもしれないんですけど、やっぱり現地の事情ってわからなくて)

ヒマラヤ水晶と一口にいっても、ガネーシュ、パルパティ、クルと場所によってもいろいろ特徴があって、ネパール経由でくるものや、インド経由でくるものと経由地も様々です。

Dvc20203_2この石はツイン水晶。ツイン水晶といったら、ざっくばらんにいうと「くっついているもの」を言うんですが、この石は2つの石が1つになろうとしているかのような、背の低い方が高い方をハグしているような風情で本当に可愛らしくて結構気に入っています。

ヒマラヤの水晶は、客観的に見て特別に透明度が高いというわけではないのに、他の水晶と比べると、とても涼やか。理由も根拠も全くありませんが、ヒマラヤという独特の雰囲気を持っているというか。

「厳寒の地」で育った水晶、なだけあって、「寒そうー」って感じるものが多いんですが、そんな中、お互いをぎゅーっとしてるようなこの石は暖かい気持ちを呼び覚ましてくれます。

Dvc20197 一番下の写真、右側はオルソセラス(直角貝)の化石です。

本当はクローライト(緑泥石)入りのものもいいなって思っているんですが、なかなか気に入ったのものに会えなくて。

今日も良いお休みにしてくださいね。

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石と過ごす時間(気まぐれ更新・11)

私がローズクォーツを好きなのは、やっぱり慰められるから。

Dvc00163もともとは透明なクリスタルが好きだったんですが、少し寒くなってくるとこう、冷たそうで寒々しちゃうんですね。じゃ、色がついているもので、大きさがあって…となるとあとはアメジスト、シトリン、スモーキークォーツで、実は最初はアメジストを探していたんです。でも、ブラジルから直輸入していらっしゃる業者さんの所にあった、私の目を引いたこのローズクォーツ。

このカット、フォゴカットといいます。ポルトガル語で「炎」の意味。このカットをされる石はちょっと前に結構なお値段で出ていたのですが、これ…安かったんです。(カンやキリが多く入っていることと、写真では見えないんですが欠けがあって)重さは1kgちょっとで、高さは15cm弱くらいで、そんなに大きくもない感じ。

散々迷って買って帰ってみると、確かにカンが多くて、うーんと美人な石ではないんです。ちょっと後悔したんですが、実は思いのほか素敵な石でした。だって簡単に持ち歩けるんです、これ。本当はスフィアを購入するつもりだったんですが、私のように気ままに石をほいほい持ち歩き、ベットに持ち込んだりするハタ迷惑な石好きには、丸玉はかなり危険!この石なら、当然ごろごろしないし、持ってきたらテーブルの上にどっかり置いても大丈夫。(大丈夫なのはこの場合石。←馬鹿)

Dvc00164ストレスが強い時には、パジャマにこの石を抱えて「おやすみなさい」しちゃいます。私、心臓があまり強くないので、不安が結構こたえるんです。(←いや、絶対死なないと思うよとかってお友達には言われてますが…で、事実私もそう思うんですが…)

本当にストレスを抱えている人にお勧め。私が唯一「石療法」っぽいなーと思うお気に入りの石です。

それにしても、この写真はちょっとよく映りすぎです。半透明な部分が光に映えてますが、光を背景にしなければもう少し白っぽい感じで、どっしりした印象なんですよ。ローズクォーツって写真に撮るのは難しいし、通信販売で買いにくい石だなって思います。

出会って、恋して、お買い物…するのがいい石なんでしょうね。(止むを得ない場合は、画像よりも薄めの色を想像しておくのがおすすめです。これは一般的には色が濃いものが良品とされるため。予防措置、予防措置)

でも濃い色は暑苦しい!とも言えるので、やっぱり最終的には好みになっちゃうんですけどね。いつか他の方の持っているローズクォーツも見たいなぁって思う私です。

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レッドルチル・ブレスレット

今週末はまれに見る最低な週で、土日にもかかわらず翻訳チェックをやらなくてはならず自宅に持ち込んでいます…とほほ。で、さらに、この翻訳が高校生がやったんじゃないかと思うくらい酷いです。英→日の訳なんですが、まず、訳出された日本語がわからない。原文を見ると、「あぁ、そういうことねー」って、そもそも意味あるのか、これ。

で、時々「英文、間違い?」とかって非常に勇気のある発言が書いてあったりするんですが、英文はどう見ても間違ってない。あなたの頭が大きく間違ってるに違いない。

しかも、他社の会社の製品の訳を自分たちのエンジニアの参考用に配りたいからという理由で、うちの会社に訳の依頼を出すわけでもなく、やってですね、「これでいいかチェックして下さい、来週までに」って、井戸の中に逆さに吊るしたくなっちゃうようないい人たちなんです。それを受けるうちの会社にも大いに問題ありなんですけど、全訂正いれるのも失礼だし、時間もないしということで、自分としても納得のいかない仕上がりになりそうです。(明日は我が身なので人のことは言えませんが)あぁ、凄く愚痴が長くなっちゃいました。

11月最初の日は、日曜日。少し暖かみを感じる色で、ルチルクォーツの中で私が一番好きな、レッドルチルのブレスレットです。

Dvc00037ルチルクォーツは、本来水晶の中にルチル(金紅石)が入ったものをいうのですが、ほとんどのお店では、針状のものが入っていれば、ルチルとして扱われています。ルチル「金紅石」は見た目は、まっすぐで銀や赤に光る針のようなもの。きらきらしなかったら、藻のような角閃石が入っているのかもしれません。

で、このレッドルチルを見た時は、「ルチル…っぽくないなぁ」って思ったんです。ふんわりとした針で、優しそうな石。角閃石なんだろうって思っていたのですが、これルーペで見たら、キラキラしているんです。角閃石らしい部分もあるんですが、本当に細いルチルがはいっていました。

Dvc00039別のルチルと比べてみても全く印象が違う、触れても痛くなさそうな針。あたたかみのある石なので、木枯らしが吹き始める今頃になるとちょうど覗きたくなる石です。(可愛らしくて、使いやすい石なのに、あんまりつけることないんですよね。もっと使ってみようかなって思います)

風邪に気をつけて、素敵な日曜日を過ごしてくださいね。

(夜までかかるだろうけど、できるだけ早くチェック終わらせよう)

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