ルビー

ルビー・スフィア

湿り気を含んだ風と曇り空ですが、少しずつ暑くなってきているのが実感できる東京郊外です。エアコンないと辛いなー。既に少し夏バテ気味で、水分沢山とってます。

Dvc20156体力なしの私にも、確かに力をくれそうな(感じがする)この石はインド産のルビーです。組成:Al2O3、硬度9のコランダム。以前ちょっと書いたかと思いますが、コランダムの中で赤いものをルビー、それ以外の色をサファイアとして区別します。このスフィアはインド産。お友達の結婚式に行く途中に見つけ、カードで衝動買いした、赤い石。(←手持ちのお金が少なすぎる…何年社会人やっとるのか)

宝飾品としてのルビーは、絶対採掘量が少ない石。(実際はダイアモンドより少ないんです。ダイアモンドは徹底的に管理されているので、価格維持のため市場に出てくる量が調整されています)このため、ルース・ビーズは加熱、含浸等(鉛ガラスを傷に充填する等)されている場合も多く、人の手が入っていないものは鉱物屋さんでも沢山は入ってきません。

インド産のルビーは透明感はありませんが、触れて楽しむのに十分な大きさ。お店の人に、磨き以外の処理がされていないことを確認して、連れて帰ってきました。(同じタイプのものが結構前から出回っていたので、おそらく無処理かなとは思っていたんですが)

Dvc20154_2情熱の塊のような、素直な赤。コランダムは比重が高い(多分、主要な石の中では一番高かったと思う)ので、直径3.8cmのこのスフィアは手に沈みこむようにしっかりと重みが感じられます。この石、リビングの手にとどくところに置いてあるんです。で、時々これをもてあそびながらお茶やコーヒーを淹れてたんですが、一度、足の上に落っことして、「くーっ…床に落ちないでよかった…」(←石も床も傷つくので)とうずくまってた時は我ながらあほかと思いました。石好きってこれだから。

何かに立ち向かおうとするときに、力を与えてくれる本当に真っ直ぐな色。

ガーネットの赤はどこか暗さを感じさせる部分があるんですが、ルビーの赤はあっけらかんとした、太陽のような明るさです。インドでは宝石の王様のいう名の、「ラトナンジュ」と呼ばれて古来大切にされてきました。(インドの方はイエローサファイアもとても好きみたいです。あれ、絶対何か言い伝えがあるんだと思います。)

7月の誕生日の方、お誕生日おめでとうございます。ルビーは何と言っても丈夫で、アクセサリーにもぴったり。情熱を忘れずに、どこまでも進んでいける一年となりますように。

P.S.誕生石シリーズ。穴だらけながらなんとか12か月終了しましたー。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

石と過ごす時間(気まぐれ更新・3)

週末に健康診断に行ってから、体調を崩す本末転倒な私です…。(あぁ、でも昔からそうだったー。インフルエンザの予防接種で、まんまとインフルエンザにかかってました。←弱い菌を植え付けて耐性をつけるタイプのものは90%以上の罹患率。)かまわず、GWのはじまり、元気に迎えてくださいね。

GWは旅行に行く人も多いかと思うのですが、海外に行ってアクセサリー!っていうこと、あると思います。そういう意味で言えば、私はブラジルかペルーあたりに行きたいわけですが、もっと近場、アジアの国に行っても日本では採れない宝石が沢山見られます。スリランカ、タイ、インド、中国…。

Dvc20169左の写真は父が私にくれたもので、18Kのタイのお土産です。石は私の誕生石のルビー!とのことなんですが、何しろ普通のお土産なので、運が良くても加熱、一歩間違うとスピネルかもしれない濃いピンクの石がついてます…。娘としては、お土産を買ってきてくれたのがうれしいので、もちろんとっても気に入ってます。お父さん、ありがとう!

で、気に入って結構つけていたのですが…、石とその周りだけ少し色が違うと思いませんか?そう、ちょっと黄色っぽいんです。日本で一般に18Kとは、その金属のうちの75%が金、銀15%、銅10%のもののことです。ただし、海外だと、この残り25%の割合が若干異なり、銀の量が増えるにつれ黄色っぽくなります。あと、海外ではニッケルを合金に入れているところもあるので、私を含めアレルギーの人はちょっと気をつけたいところ。(あと、18Kという表示があてにならない!ようなお店では避けましょう。。。)

Dvc20171この写真は私が日本で買った18Kのピアスと一緒に。金の色としては、日本のものの方が日本人の女の人には映えるんじゃないかなって思うので、自分にお土産を買う人も、誰かに買っていく人も、金の色合い、ちょっと気をつけてみてくださいね。(銀はsilver925以上、その金属の92.5%以上が銀のものなら、少なくとも色合いには大きな差は出ないです。ロジウムコートしてあれば、プラチナっぽい輝きになります。時々見かけるピンクシルバーはシルバーが50%、残りが金・銅・パラジウムのものです。)

ちなみに、このピアスは2度ほど私お直ししました。今はピアスをほとんどしなくなってしまったので、いつかイヤリングに直したいなーなんて思っています。…ってその前に、GWに旅行にいけるような身分に早くなりたいです。

よいお休みを過ごしてくださいね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

石と過ごす時間(気まぐれ更新)

いつもは日曜日の定期更新なのですが、気がついたら、いろいろな石をつなげて作ったネックレスの石が欠けているのに気が付き、ぶ、ブルーです…欠けたのはトルマリンクォーツ。反省も込めて、破損について気まぐれ更新です。

Dvc20116石って結構安定した物質です。子供のころは、「花みたいに枯れたりしないし、腐ったりもしなくて、ずーっと溶けない氷のよう」(←水晶しかみたことがなかった)って思っていました。自分が死んでも、ずっとこのままなんだろうなって。でも石を集めるにつれて、意外にそうでもないかもって思うようになりました。

「水晶」の類は硬度7で、そこそこ硬い方ですが、絶対に破損しないってことはありません。ダイアモンドは「硬度10」で地球上で一番硬い物質ということになっていますが、この指標「硬度」はあくまでひっかき傷に対する耐性を示す数値で、石が割れないということではないんです。ぶつけたりすると、結構危険。(そもそもカット、タンブルなど小さくなって私の手元にやってきている時点で、「物理的に破損して」きてるとも言える)

破損の次に多いのは退色、ローズクォーツ、アメジストは日光の光で退色しますし、インカローズは時間とともに酸化して黒くなります(湿気にも弱いです)。スモーキークォーツも色が薄くなっちゃったり。

じゃぁ、一番安全なのは?と言えば、きっちり梱包して、日の当たらないところに置いておくこと…でもしまいっぱなしだと、石を集めたり、触れたりする楽しみってなくなっちゃうと私は思います。保管方法に気を遣うのは必要ですが、自分の目で見て、触れて、自然の不思議に感動したり、生きている人の耳元や指先を飾ってこそかなって。

Dvc20111今日の写真は、ずっと以前に載せたルビーのペンダントヘッドの石をはずしたもの。アスファルトに落っことしてちょっと欠けてしまっていますが(硬度9のルビーも欠けます)、力を与えてくれそうな赤が私は大好き。

取扱にはもちろん注意なんだけど、日々の生活の彩りとして楽しむのを忘れないようにしたいなって思います。(←かなり自分への慰めが入ってるなー…そ、そうしたいと思ってるんですよ、うん。)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ルビー

フィギュアスケートのNHK杯が終わりました。私は村主章枝選手のつむじ風のようなジャンプが好きだったので、今年はあまりみられなくてちょっと残念です。同じジャンプと言っても、個性がでるなぁと思います。

今日はルビーの小さな11mm丸玉です。宝飾品のものは、もとから買えないなぁと思っていたのですが、そこに小さな丸球を売っているのをみつけて購入しました。

ペンダントヘッド用のワイヤーに入れて、ペンダントとして使っています。他の石は写真を撮るのがとても難しいのですが、ルビーはいつも同じ赤に写ります。コランダムのもつ特性のようですが、不思議です。この石を持つと、少し気分が引き締まります。名前をつけてしまったので、もつ私に責任感が生まれているです。

ゾイサイドと思われる小さなインクルージョンがありますが綺麗で、持ってみると質量が大きくびっくりします。(水晶より重いです。)私の誕生石でもあるお守りです。

Photo_2

| | コメント (0)