インカローズ・ルース
日曜日は朝ごはんの後に、ゆっくりと珈琲かハーブティーを淹れて、お昼までのんびりします。今日は珈琲、うちにはツァッセンハウスのミルがあるというのに、いまだにカリタを使っている私。何となくもったいなくて、使えない…。今のが壊れたら、とは思っているんですけどね。
今日の台の上に出ているのは、そんな「ちょっともったいない」ような気がしてしまう、アルゼンチン産のインカローズです。
組成はMnCO3、硬度3-3.5(3.7と記載しているところもあるようですが、脆い石という点ではさして変わりません)16mm×22mmのちょっと大きめの加工用のルースです。とにかく表面の磨きが綺麗で、周りの景色が映りこんでしまうくらいに丁寧に研磨されています。インカローズといっても、ピンクの縞の美しい物から、こんな風に赤の濃いものまで様々です。
この石は普段私が買う価格帯の石とはひと桁違う!さんざん悩んで買ったのに、加工となると、「割れそうだわー」と腰がひけてしまって、なかなかお店に持って行けずじまい。結果、乾燥剤と一緒に長期保存することになっちゃいましたが、いつかこの石に合うデザインでペンダントを作れたらいいなーなんて思っています。(でも、ルースとして手のひらで転がすのも楽しい石です)※湿気に弱い石ですから、持っている方はお水で洗ったりしないようにしてくださいね。直射日光もやめた方がいいと、思う。
もしこの石にもっと耐久性があったら、カボションだけでなく様々にカットされて、色々な宝飾品になったでしょう。温かみのある赤。脆さを差し引いてもとっても魅力ある石だなーって思います。価格には波があるように感じますが、割とコンスタントに市場で見つけられる石です。(今は閉山してしまったアメリカのスイートホームマインのものは、私が絶対買えないくらいの凄ーっくいいお値段します…ぐっ。)
GWまで、あとちょっと。今日も素敵な日曜日でありますように。
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