アクアマリン

いい加減に…(気まぐれ更新・30)

9月も10日というのに、熱い!東京郊外です…。怒涛の海外出張が続き、土曜の学校通いもままならない(←空港から学校へ直行。スーツケースはコインロッカーに預ける。)日々だったのですが、学校がお休みに入り、やっと日曜に一息つけたところです。

このブログも放りっぱなしではあったのですが、実は6月の新宿のショーには学校帰りに顔を出し、おそらくこれが最後となるであろう、アクアマリンを連れて帰ってきています。最後、というのは、これ以上のものを私が望まないだろうなぁという、漠然とした予感のようなものです。

Dsc00249_1私の大好きな、アクアマリン…がこれはかなり無理目の大きさ。高さ3.2cm、重さ43gのペンダントトップ…って細めのチェーンなら簡単に切れちゃうくらいの重さです。カラット数は150-160カラットそこらだったので、石だけの重さは30gちょい越え、シルバーが10g前後でしょうか。(余談ですが、1カラットは0.2gです。私は、「石はその質感を楽しんでこそ!」の人なので、1カラットダイヤには心動かない変わりものです…おかげで、石をもらったことないです…ってこの趣味を知ったら、普通石を贈ろうと思いませんよねぇ。同じ趣味の男性の方って実際にお知り合いになったことないです

そもそも10gのペンダントトップでも女性には結構重いんですよ、それを43gって、一体誰が買うんだろう…って私でした…回れ右してお店に行ったのは。だってこんな大きいの滅多に見ないんです。

ターミネーションは以前載せたシガル産のものの方が、ずっと美しいし、味わいもあるのですが、アクアマリン好きとしては、女性だし、持ち歩いてみたい。この限りなく優しいブルーが、柱の上から見ると薄い黄緑色なのも私のつぼ。時々「石に呼ばれる」というくらい、蒐集欲をかきたてる石に石好きは出会いますが、まさに「私のものだもんね」と思ってしまった石です。もっと眺めていたい。

Dsc00254_1丈夫な革ひもか、ヘンプの紐をゆっくり用意しようかというこの頃です。

アイスティーがまだまだ美味しい季節ですが、秋が来るまであと少し。良いお休みになさってくださいね。

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忘れられない色(気まぐれ更新・26)

私が愛してやまない石は数あれど、誕生石のルビーとローズクォーツ、そしてアクアマリンは別格に好きな石。ルビーは数がないのと、ローズクォーツは光退色が心配なのもあって持ち歩くことは少ないんですが、ことアクアマリンに関してはここ2-3年、いつも私の傍にあって、今は以前作った短めのチョーカーがデフォルトです。

Dvc10090そんなわけで、私の蒐集物が増えるのであれば値段も手頃なアクアマリンのことが最近は多いのですが、しばらく前のショーで一目ぼれして、連れて帰ってきたのがこのアクアマリン。

ヒマラヤアクアマリン。高さ3cmちょっとの標本。結晶面にはダメージがあって、それほどいいものではありません。が、私が惹かれたのはその色でした。

涼しげなのに、冷たい感じが全くない、永遠に優しいブルー。(この辺りは、加熱したものだと、もっとブルーが冴えた感じになるんですよね。人の好みによるとは思いますが、私のつぼはこの手の色なんです)

夏の間に載せたいと思っていた石ですが、冬でも良かったかもしれません。それくらい、涼やかで、でもあたたかい色。

Dvc10089また、アクアマリンは結晶が美しく、母岩から凛と立ち上がるように結晶するものが多いです。

きっと私は自分がそんな人になれたらなーって思っているんでしょうね…。(随分遠いですね…)まだまだ先のことになりそうですが、いつかこれをシルバーで枠にはめてペンダントにしたいなと思っている私です。

夜に小さな庭に水を撒くと、西からの風に秋のにおい。ヒグラシの「カナカナカナ…」の声に潜む「時」。まだまだ暑いですが、どうかみなさんの夏が、季節が、素敵なものでありますように。

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新宿ミネラルショー(気まぐれ更新・22)

行くはずではなかった、新宿ショー。そもそもこれ以上どこに石を置くのか、全く分からない状態で、どこに行く私。

本当は今ある石で十分幸せ、な気持ちなんですが、アクアマリン好きとしては大きめのペンダントトップを目当てに、ゆっくり出かけてきました。できたら、今持っているアクアマリン(気まぐれ更新・17)のような感じで、非加熱の優しい色のものがあったらいいなと思って。

(余談ですが、加熱されているものは色がどことなく「きつい」感じが…←あくまで私見)

会場は去年ほど暑くなかったので、割と歩きやすい日でした。去年は本当に倒れるかと思った…。

が、歩いても歩いても、どうしても「これ!」というのに巡り合えません。(本当は、いいなーと思ったものがあったんですが、だって$450もするって言うんだもん。)ミネラルショーに来て、初めて、何も買わずに帰りそう…と思ったら、見つけました。

Dvc10020シガル産のアクアマリン。長さ5.5cm、私の好きな大きさで、手にちょうど良く収まって、後ろのショールやクォーツが一層魅力的。「呼ばれる」とはこういうことかもしれません。

さらに、お店の方に「ミネラルはその石を好きか嫌いかが、一番大事なんだ。好きだと思わなければ、それは自分の石にはならない。」と言われ、陥落。(←そんなこと言われたら買わずに帰れない)

店主はパキスタンの方で、御徒町にお店を構えているそうです。また、しっかり働いて、夏に遊びに行きたいなって思っています。

良いお休みを過ごしてくださいね。

P.S. Twitter始めました。良かったら左プロフィールの下から、遊びに来てください。

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石と過ごす時間(気まぐれ更新17)

「加熱か非加熱か」というのは、アクアマリン、特に原石好きにとってはちょっとした問題です。(どちらかといえば、非加熱のものを見てみたい!って思っちゃうんですね。)アクセサリーだったら、色が可愛いほうがいいということにはなるとは思うんですが…。

一応、お店の人にはいつも聞くのですが、よく言われるのが「ブラジル産はほぼ加熱と思った方がいい」ということ。ブラジルに行ったことのない私は、(加熱して青に変えるので)「緑のものが多いんだろうな…」ぐらいに考えていたんです。

と、あるところで、みつけたHP。宝石の買い付けに行く業者さんのページ(QVCっぽい感じが…)の、ちょうど真ん中辺りに「unheated aquamarin」の文字。場所はブラジル。

http://jewelrytelevision.typepad.com/jtv_blog/gemstone-journey/

思わず笑っちゃいました。「ほとんど緑ー!」凄い。(この業者さんのこの紀行ページは写真も多く結構面白いので、好きな方は見てみてくださいね)この緑このままでもいいのになぁ、とマニアは思う。

もちろん、ブラジル以外の産地、パキスタンとかナミビアとかは加熱しなくても十分美しい青のものも採れます。標本は、一時期中国産の物が、加熱されて出たとか聞きましたが、ほとんどは大丈夫なはず。産地によって色がばらつくので、この辺が選ぶ時に悩むところかもしれません。

いずれにしても「ブラジル産はほぼ加熱と思った方がいい」に、ぽんと得心がいった私でした。

Dvc00355 写真は、産地不明のアクアマリン。暫く前にふらっと入ったアジア雑貨店で買いました。(多国籍系の雑貨屋さんて、石好きさんの穴場かもしれません)

きっと加熱されてるアクアマリン。買う前に、いろいろ調べたりしますが、「買った石はみんな好き」が私流。

楽しむ気持ちを忘れずにいたいなって思います。あと、いつかあの緑色に(お財布にやさしい価格で←無理言うな)めぐり合えますように。

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アクアマリン・ネックレス

ここしばらく、アクアマリンが私のお気に入り。お気に入り…なら持ち歩きたい!と思ったのですが、結晶は角が欠けちゃいそうで、持ち歩けない…。じゃぁ、久しぶりにネックレスを作ってみたいと思ったのですがいくつか難点が。

まず、アクアマリンの丸玉ビーズは高い!、そして、加熱されているものが多くて、石そのものも結構な重さ。幸い私は緑がかっているもののほうが好きなので、「多分、加熱されていないだろうなぁ」って思えるナミビア産のアクアマリンにして、えーっと、丸玉と透明感にこだわらなかったら、たっぷり使ったものができるかも。

Dvc00259そう思って作ったのが、今日のチョーカーです。アクアマリンはBe3Al2Si6O18の珪酸塩鉱物で、長めにすると結構重そう…なら、短くしちゃえということで首周りにぴったり合わせてつくりました。そうすると石の数も少なくて済んじゃいます。

丸玉にこだわらなかったら…ということで見つけたのはロンデルのビーズ。丸玉以外なら、ぐっと値段は下がって、これは材料費計1800円!色も透明感も人気のものとは違いますが、たっぷり使って作りたかった。真ん中に一番大きな12mmのものをもってきてグラデーションにしたら、古代風に。

そして、もう一つうれしいおまけが、真ん中から一つ右のビーズにキャッツが見えます。キャッツの見えるアクアマリンキャッツアイは、ルースだったらものすごく高いんですが、こんな風に半透明・ミルキーな感じのビーズなら割とよく見つかるんです。(持っている方、チェックしてみてください)

Dvc00257高い石にはそれなりに理由がありますが、安い石ならたっぷり使えるのが何よりの魅力!色が真っ青ではないので、「アクアマリン?」とはあんまり聞かれません。半透明でカットも入っていないので印象はおとなしめの優しい海の色。

とってもシンプルなものですが、自分でつくっちゃうの、楽しいです。

今日も良いお休みにしてくださいね。

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アクアマリン・タンブル

私はアニメも結構好きで、見るほうは見るほうなんですが、今更(本当に今更)SSSの「モザイクカケラ」が、脳内リフレイン止まんなくなってます。もともとは「反逆のルルーシュ」のエンディングだったんですが、最近再びレンタルで見てから、耳にしっかりついちゃってます。声にちょっと癖があるんですけど、テンポとちょっと悲しげな感じが心地いい曲です。(←ちなみに私はルルーシュ好き)石もそうなんですが、あらゆる意味で本当に私は雑食だな…と思うこの頃です。

Dvc10305 さて、今日の石はアクアマリンのタンブルです。組成:Be3Al2Si6O18、硬度:8のベリル系の石。アクアマリンの青は微量の鉄分の混入に由来しています。ちょうど2.5×3.5cm位の手のひらに収まる、持っているアクアマリンの中で私が一番好きな石。アクアマリンの一番有名な産地はブラジル、そしてあとはモザンビーク、マダガスカルなんかが挙げられますが、これはインド産。透明度はありませんが、処理なしのグリーニッシュブルーが綺麗です。本当はアクアマリンは加熱しないでほしいなーと私は思っているのですが、青が綺麗で人気が出ちゃったのでコマーシャル的に難しいんでしょうね。私は緑がかったものの方がむしろ好きなくらいなんですが、アクアマリンっていうと、青というイメージはデフォルト設定で、私も緑のものを見るまではやっぱり「青でしょ」って思ってました。

Dvc10302 宝飾品としてのアクアマリンだったら、「透明で、色の濃いもの!」をお勧めしますが(その方が価値が高いので。非加熱ならなおベター)、石ころを集めるのがただ好きな私にとっては、ナチュラルで手に持ってその重みを感じられるものが一番。3月の誕生石でもあるアクアマリンはもともとは船乗りのお守りとして大切にされてきました。生きていくのが大変に感じられるとき、覗きこむとこの石は海のようにすべてを受け止めてくれるようです。アクアマリンを嫌いという人はあまりいないんじゃないかと思います。私は結構引っ込み思案で(←誰も認めませんが…)、積極性に欠けるタイプ(←だから誰も認めてませんってば)なのですが、なんだか漠然と不安かも…と思う時はこの石を持ってきて、ぽーんと近くに転がしておきます。

3月生まれの方、お誕生日おめでとうございます。誕生石の中でも、金運やら旅行安全やら(もともとが船乗りの石なので)、恋愛成就やら、こんなに幅広く効能がある石に守られている人がうらやましい!新しい一年も実り多き航海となりますようにお祈りいたします。

P.S. 実はぽんと近くに転がしておいたこの石、その後ポケットに入れっぱなしでうっかり洗濯しちゃいました。(がさつだ…)さすがに硬度8でもともとタンブルだったので割れませんでしたが、割れてもしかたないですからね。本当は。石持ちの方は気をつけましょう。。。

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アクアマリン・ブレスレット

近くの桜並木のつぼみがほんのり色づいて、お散歩及び通勤途中に見上げるのが楽しみです。今日当り咲いているかもしれません。春=桜ばっかりだとちょっとつまらないので、今日は蓮華の種を撒こうかなと考えています。

Dvc00011 ミントのキャンディーみたいな、ミルキーなタイプのアクアマリン。加熱によって緑味がとんでいると推測しますが、青みも強くなく本当に優しいお色です。

Dvc00012 アクアマリンの効果としてはコミュニケーションの改善、ストレスの緩和、幸せな結婚生活のお守り、なんていわれます。私にはこの石は湿布薬。怒りっぽい私をなだめてくれます。(怒ってばっかり…何だか悲しくなってきました。)

Dvc00013 先週、色味の違いを紹介しますと書きました。以下ちょっとわかりにくいかもしれませんが、左が今日のミルキーなタイプ(恐らく加熱処理あり)、真ん中のビーズが透明な加熱処理の石、右側が先週紹介した無処理のものです。やはり人気があるのは、加熱処理した青の綺麗なものだそうです。(真ん中のものは粒で買ったのですが、やっぱり高くてちょっとしか買えませんでした)皆さんはどの色が好きですか。

私ももっと勉強しなくてはいけませんが、石に加えられる処理についても明記してくださる業者さんがもっと増えたら良いなって思っています。

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アクアマリン・ブレスレット

梅は咲いたか、桜はまだかいな。寝違えて首が回らない私です。またヨガ始めようかな。

3月の誕生石と言えば、最近はアクアマリンということになっているようです。少し前は珊瑚とか、ブラッドストーンも3月の誕生石といわれていましたが、アクアマリンのきらきらした美しさは女の子に「誕生石はアクアマリンなの」っていわしめる力があります。もし3月生まれなら私も絶対そういってみたい。あくまでイメージで(本当は珊瑚も好き)

Dvc10058_2 現在市場に出ているアクアマリンは低温加熱(といっても450度くらい)で緑色を薄くする処理がされているものがほとんどのようです。私もアクアマリンそのものは良く目にしたのですが、かなり長い間加熱されていないものを見たいなと思っていました。このビーズは信頼の置けるかたから購入した、初めての非加熱のビーズです。もっと緑がかっているのかと思っていたのですが、ごくごく淡い青でした。

Dvc10060_2 下のものより、上の画像の方がちょっとだけ緑っぽさが出ているようです。心をやすらかにしてくれるよう。来週は、ミルキーなタイプを紹介します。今日のものと、他のビーズを並べてアクアマリン同士の色味の違いも紹介できたらなと思います。

P.S. 掲載する写真の大きさをVGAサイズにしました。クリックすると少し大きく見られます。ブックマーク等のこものについては、私の手元を離れたものもあり、再撮影ができないので、しばらく小さいままです。ごめんなさい。

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