シトリン

シトリン・ポイント

季節も巡り10月となりました。よい季節、いかがお過ごしですか。私はそろそろ毛糸玉で、何か作りたくなるころです。毛糸のほっこりした質感だけで、幸せな感じがします。あとは石の写真が明るく撮れるように、もう少し晴れた日が多かったらな。

Dvc10121 以前「天然のシトリンが入ったら…」と書きましたが、その後小さな未処理のものを買い求めました。ビーズとして出ているものは、加熱処理のものが多いと思いますし、天然の色が薄いもの等を加熱して、「天然」として扱っているお店もありますが、鉱物屋さんではちゃんと天然・未処理のものをを買うことができますよ。なので、極端に少ないというわけではないのだろうと思います。硬度も組成も水晶と一緒なので、SiO2で硬度7。

(余談ですが、シトリンを黄色に色づけている鉄イオンについてはとっても微量なので、化学組成式には反映されていないことが多いです。アメジストやルビー等微量なイオンの混入で色がついているものはほとんど書かれません。)色合いが鮮やかなものではないのと、小さいのでこのシトリン、お値段は安め。横から撮ると、後ろの木目でちょっと見難いですが渋めの黄色です。

Dvc10116 ブラジル産の小さなポイント。下の写真の方が、実物に近いです。あぁこんな感じ。そんなに綺麗な色ではありませんが、最近ちょっとだけ焼酎をたしなむ私には、とっても蠱惑的。(寝る前にちょっとだけ飲むのが好きなんです)美味しそう。

そろそろ陽だまりが恋しくなる季節、少しゆっくりした時間を過ごせますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シトリン(素材)

暖かくなり、少し夏らしい雰囲気すら出てきたこの頃なの…ですが…私は調子の悪い日が続いています。本当に元気がないので、「何とかしなくてはいけない」いう気力も怒らず毎日は消化試合。確か元気を出す色といったら、黄色かなと思ったので、今日は急遽、ビーズ素材のシトリンにしてみました。(実はあまり黄色の石って持っていないですね。)

Dvc00169 シトリンは組成、SiO2で水晶の仲間です。水晶に鉄イオンが含まれることで黄色く色づいています。(アメジストも同様に鉄イオンを含んでいます。何故発色が違うのかは不明)この明るい色は、太陽みたいにあったかくて人を元気にさせてくれる色、山吹色。金運やストレス、欝の解消と言われます。

Dvc00168 が、この石の美しい黄色は天然の色ではありません。これを含みよく出回っているものはアメジストを熱処理して黄色くしたものや、無色の水晶に放射線を当てて、黄色くしているものです。基本としては鑑別に出さないと、天然物かどうかはわからないのですが、予防措置としては、「値段が安くて(天然ものはちょっと高い)」「色鮮やか過ぎるもの」に注意するのをお勧めします。そして、あとは信頼できるお店を探すこと。最近になって、天然の非加熱シトリンをビーズとして提供してくださる業者さんも出てきたのですが、このビーズは加熱されているものです。(多分アメジストの加熱と推測)

ただ、天然で色が鮮やかなものはやはり量が少ないんです。なのでアクセサリーの素材としてみた場合は加熱ものはとても優秀。こう「びかーっ」と光っている感じが「やりすぎっ!」なのですが、こういう黄色は色としてみたら本当に綺麗。(私は天然のものの少し抑えた感じの方が好きですが、でもだから最近どんよりしているのかも…)黄色の石はあまり持っていませんが、手に入った時にまたブログに載せたいと思っています。

黄色はお日様とたんぽぽの色、皆様に明るくて、暖かい良い日曜が訪れますように。(そして、処理品かどうかを明記してくださる業者さんが増えますように…2008年10月7日加筆)

| | コメント (0) | トラックバック (0)