ぺリドット

ぺリドット・イヤリング

オリンピックが始まり、高校野球も始まって、完全に私はおうちっ子。実は、私は一つ前のオリンピック開催地を聞かれ、「ソウル?」(←いったい何年前なのか…)と答えて友達を絶句させたほどスポーツ音痴。だってスポーツ全然できないんだもん。自分で出来ないことはつまんないので見なかったのですが、この「お祭り」にも似た雰囲気はいいものだなって思えるようになりました。そして、頑張った全員の選手にとって素敵な大会でありますように。(私にはこんな大会に出るなんて死んだって出来ません…。)

今日は8月の誕生石である、ぺリドットです。実は、これから12ヶ月毎月、一つずつ誕生石を紹介しようかしらと思ったのですが、問題が。4月と9月が欠番…、ダイヤモンドとサファイヤがないんだわ。石はある意味「ご縁もの」なので、「これが欲しい!」と思って、探しに行くと違うものに魅かれて当初の目的と違うものを買ってきちゃったりすることはよくあるんです。もちろん、どちらもとても魅力的な石。今は石を増やすつもりがないので、4月と9月は違う石になってしまうかと思うのですが、でも誕生石にちなんだ石を一つ載せられるように書いていきますね。(こうやって見るととっても当たり前なのですが、持っていない石のほうが断然多いです。有名どころではクンツァイト・スギライト・チャロアイトは持ってません。なので、これらについては多分出てこないと思う…。綺麗なんですけどね。特にクンツァイトは。鉱物の種類は一般に4400種と言われているので、コンプリートは難しいだろうなぁ。)

Dvc10046 ぺリドット(カンラン石)。(Mg, Fe)2SiO4の硬度6.5、見た目硬そうですが、意外にも水晶系より柔らかいんです。なので、そんなに神経質になる必要はありませんが、かといって、あんまり乱暴に扱えば傷がついてしまいます。マグネシウム・鉄と珪素が結合した鉱物ですが、この綺麗な緑色はほんのちょっぴりのニッケルが加わることで出来ているそうです。偽者、処理についてもあまり聞きません。10年くらいまでは良く採れたのですが、最近は産出がへっているそうで、きっと近い将来は合成が出るのでは…と私が心配している石でもあります。

ところで、この石、ちょっと「ぺリドットらしくない」と思った人はいませんか。そうなんです、鮮やかなオリーブグリーンというよりは、マスカットの色に近いんです。もちろん本物のぺリドットですが、中の成分がほんのちょっと違うだけで、趣が異なるんだなというのが良くわかります。石も人間と同じで、種類が一緒でも、全く同じ石というのは存在しません。少しだけ内傷があるので、澄み切っていない分ちょっとこの石はほんわかした印象。

Dvc10047 太陽と結びつけて考えられてきたこの石は、その明るさから持ち主に元気をくれます。夜に美しく輝くことからイブニング・エメラルドとも呼ばれていますが、私は昼間の太陽、やっぱり8月の太陽が似合うんじゃないかなって思えます。たとえ、それほど透明度が高くなくても、ぺリドットって不思議に目立つんです、本当に。

近頃は男性の方も、ブレスレットをしている方を見かけるようになりましたが、やっぱり綺麗な色石をつけられるのはまだまだ女の子の特権。自分の好きな石をつけると、気分がちょっと上向きます。今、悲しいことや心ふさぐことがある女の子たちみんなが、幸せになってほしいなって思います。

今日が素敵な日曜日となりますように。

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