アイオライト・ラフ
梅雨に入る時の湿り気を帯びた風は結構好きです。何か起こりそうな感じのするお休み。今日は遊びに来た母が見つけたら、速攻捨てられそうな石(←母は片付け魔)を。
組成:(Mg,Fe)2Al4Si5O18・nH2O 、硬度:7-7.5。これ、アイオライトです。前、ビーズのものを載せたと思うんですが、これはラフの原石。マダガスカル産です。マダガスカルもいろんな石が採れる、私が一度行ってみたいなと思う島です。
アイオライトは多色性の石。見る角度によって、色が変わります。大きくは青と淡黄色の2色です。(あとは透明にも見える角度があるそうですが、分光器がないので私は確認できず)前に載せた物はほとんど青しか見えなかったのですが、上の写真は黄色っぽく見えます。で、ちょっと角度を変えると、下の写真のような感じに。綺麗な青がかいま見えます。奥のほうにちょっとだけ見える青、本当に綺麗。
この石、大学生のころは大好きで結構ピアスでしていたんですが、その頃はこの青だけが好きだったんですよ。(おいおい)なので、淡黄色に角度によって見えちゃうのがどうにも残念で、そのうちにしなくなってしまいました。(この石のアクセサリー作りは向きに要注意)でもそれを入れても、魅力のある石とは思います。
スリランカでは限りなく透明に近い、希少なアイオライトが採れるようですが、私はコモンタイプの青のアイオライトが好きです。宝石質の石が比較的安価で手に入るので、ルースで買って、東急ハンズとかでセットしてもらっても気に入ったものが作れると思います。ルビーもサファイアも好きだけど、それよりも無処理で気安くて、普段使いに使えるような石が今は好きなんです。(男性諸君、ジュエリー店に直行するより、石からピックしてセットしてもらった方が絶対女の子に喜ばれると思うわっ)
アイオライトの色も、そんな優しさを湛えた石。地味なんだけど、傍でびっくりするくらいの美しさを持っている石。そんな子になりたかったなーと、出来の悪さが際立つ私が切望する石です。宝石言葉は「誠実・自立・初めての愛」…って見習え、私。(←自立以外どうなってるんだ。自立すら危うい。)
ちなみにこういう原石、硬度7くらいまでならホームセンターでサンドペーパーを買ってきて自分で磨けます。(目の細かさの違うものを何種類か買って、最後900番くらいで仕上げて。)青の色を楽しむならこの石はもうちょっと磨いた方がいいのかなって思います。
素敵な日曜日になりますように。
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