トパーズ

トパーズ・ラフ

ミネラルショーは、ほぼ初日が金曜日。仕事をしている私には行けるものではなく、行くとしても2日、3日目がほとんどだったのですが、今年の池袋のショーは初日に行けて僥倖でした。(オフィスの先輩が口添えしてくれなかったら絶対来られなかった…)この素敵な先輩Y嬢はその他にも「不思議なパワー」の入出力が私とは違うらしく、ひたすら見た目の綺麗なアクアマリンを探しまくる私とは、ちょっと違う石との巡り合いをしてました。(でも、普通の人は非物理的にローズクォーツ割ったりしないと思う…しかも2個も)

ショーは初日だったこともあって、人が少なくて歩きやすくて良かったです。割と中国系が少ないかなぁとも思ったのと、ざーっとバケツや樽に入った石を掘る所がなかったのはちょっと残念。でも探していたアクアマリンは見つかりました。またいつか載せますね。

さて、ギリシア語の「探し求める」が語源の石、トパーズ。

Dvc00193組成:Al2SiO4(F,OH)2、硬度は8。かなり硬い石で滅多に割れませんが、壁開性があるので、ごつごつぶつけない方がいいかなーとは思います。(特にスイス・ロンドン等、処理されているものの方が弱い気がします)以前ブルートパーズはF系と書いたことがありますが、このパキスタン産のシェリートパーズはOH系、水酸基が多いタイプです。

インペリアルトパーズと呼ばれるOHタイプの黄金色のものは無処理のものも出ます。が、こういった色づきの薄いシェリートパーズを加熱して作られたものが多いので、基本「無処理!」好きの私は、インペリアルはあきらめて、処理なしのシェリートパーズを買いました…ぐっ。(←お財布の事情による)

でも、暖かな色合い、気に入っています。窓辺の木枠の所で写真を撮るのがデフォルトになっているので、ちょっと色の感じが見にくくてごめんなさい。

Dvc00195涼しげなブルートパーズも好きですが、この石は人の心にぽっと灯りを点してくれるような優しい色。クリスタルより屈折率が高く、比重の大きいトパーズの煌めきと重みがまた心地よい石です。

良い日曜日にしてくださいね、そして貴女の探し求めているものが見つかりますように。(もちろんショーに行く人にも!)

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ブルートパーズ・ナチュラル

毎年のことながら暑くなりました。私、夏にはめっぽう弱くて、まったく生産性がなくなっちゃいます。(←使いもんにならない)

Dvc20101一番暑い時に、と思っていた石。ブラジル産のブルートパーズです。組成:Al2SiO4(OH,F)2、硬度8。一般的に黄玉といわれる、黄色系統は一般にOHタイプ、ブルー系はFタイプなので、これはFタイプの方。ごつごつで、クラックも傷も多い宝飾品にならないものなのですが、私の好きなナチュラル(未処理)ということだったので、購入しました。申し訳程度の薄いブルーです。

ブルートパーズが一般的に照射されているのは、やはり天然色のものは色が薄く、カットしたらブルーに見えなくなってしまうくらいのものが多いこと(見た目はアクアマリンぽいです。トパーズの方が重いですが)、あとは安定性に問題があるからです。退色して透明になっちゃう石が多いんですよ。聞いたところでは、ブラジル・ロンドニア産のブルートパーズは退色しないそうなんですけど、この石がロンドニア産かどうかは不明。あぁ、でも薄くなっちゃうかなー。(普段は引出しに入ってます)

Dvc20302というわけで、絶対、アクセサリーにならない石なんですが、ソーダ水のような涼しげな石。触れてみてひんやり。内包物もあるけれど、このラフな飾らない感じが私は好きです。

ところで、ブリオレットでピアスを作ったりして思うのですが、トパーズ結構重いです。比重は水晶より1近く大きいので、とても軽やかとはいかない、むしろ石に触れてみると風格のある石だなと感じます。

私は今年もグレープフルーツを食べながら、トパーズを眺めて涼む夏となりそうです。

どうぞ素敵な夏を過ごしてくださいね。

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石と過ごす時間(気まぐれ更新・2)

気まぐれ更新の2回目です。今日は私のお買い物のことを。昨日もね、バーゲンだったんです…。(←言い訳がましい)

きらきらしていて、可愛くって思わず買ってしまったこのリング、はまっているのはホワイトトパーズとのこと。本当に私らしくないんですが、実はとっても気に入ってます。

Dvc20071ホワイトトパーズはロシア、スリランカ、ナイジェリア等でたくさん産出する石。ブルートパーズの時にも少し書きましたが、多くのブルートパーズは無色のFタイプのトパーズに放射線処理を施して、ブルートパーズに変えられたものです。このリングも真ん中は、無色のトパーズですが、両隣の2石は薄いスカイブルートパーズ。無色のトパーズは以前はあまり出てきませんでしたが、最近よく見かけるようになりました。(キュービックジルコニアが出てきてから、無色の宝石って結構駆逐されちゃってたので)

実は私はこういうカットされた石はあまり買いません。上ではトパーズと書きましたが、本当にトパーズかどうかってカットされちゃうと自分ではわからないなーって思っているからです。(原石ならある程度はわかります)もちろん鑑別に出せばいいんでしょうが、このリングの値段より、ソーティングの方が絶対に高い。(←どれだけ安いんだsweat01無色トパーズは今は大量に採れますし、ブルートパーズも当たり前に出回っているので、心配しなくてもいいのかなとも思います。ただ、今は市場にもいろんな処理石が出回ってもいるんです。本物がいいなと思っている人は、その石にどんな処理がされている可能性があるのかチェックするのがおすすめ。あとは処理が普通されにくい石を選ぶのも手かも知れません。(そして、信頼できるお店!そうじゃなかったらルースで買って作っちゃうとか。)

Dvc20072 とはいえ、このリングに関しては、私はガラス玉でもいいかなと。透明度の高い石は綺麗な手でないと映えないかなーと思い、お皿洗いの時に私に手袋をさせることを決意させた、ある意味偉大(←本人とっても面倒くさがりです)なリング。きらきらしすぎていて、実際は使う機会がないかなって思いますが、シンクの近くで「綺麗な手じゃないとリングは似合わなくてよ」なんて感じに、今日もがさつな私を見張っています。

自分の好きなものとすごす時間って幸せです。

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ブルートパーズ(スイスブルー)

北風が電線にひゅんひゅん音を立てるのが好きです。その音に無謀にも立ち向かおうとしている心があることに安心するのかもしれません。今日もお茶を飲みつつ、日曜日の朝を過ごします。元気があるときは、豆をゴリゴリして、淹れたての珈琲(お茶じゃないじゃないか)を飲みますが、最近は専ら、ハーブティー。近くの南蛮屋で、何種類かごっそり買ってきて、ちょちょっと調合しちゃいます。幸せ。

Dvc10142 今日は「石」ではなく、本当に「宝石」という感じ。トパーズは11月の誕生石。実はトパーズについては、こんな風にアクセサリーに使えるようなものはほとんど何らかの人為的処理がされています。美しいインペリアルトパーズは色の薄いシェリートパーズ(OHタイプ)を加熱したものが多いですし、この「スイス・ブルー」は透明なトパーズに中性子線を照射してその後加熱しています。ロンドン・ブルーと言われるこれよりもう少し濃い色はスイス・ブルーより少し多く中性子線を照射したもので、スカイ・ブルーと言われる薄い色は電子線を照射しています。(両方ともその後加熱)いずれにしても天然で取れるトパーズは無色透明のものがほとんどのため、いろいろな処理をして宝石へと生まれ変わります。

もちろん私は天然の素朴なトパーズが好きなのですが、もしそれをアクセサリーにして、お友達にプレゼントしたら、…むこう1世紀口きいてもらえないわ。(そう、これはお友達にイヤリングを作ってあげたくて仕入れたばかりだったのです。私の好きなごろごろした石ころはアクセサリーにはなりっこないものばっかりです…)あと、宝飾品としてのトパーズはさすがに綺麗でした。

Dvc10141 組成:Al2SiO4(F,OH)2で、硬度は8。(黄色系統のものはOHタイプ、青いものはほぼFタイプです。屈折率はOHの方が高いですが、屈折率そのものはどちらもそんなに高い方ではありません。)本来”貴石”と呼ばれる石は硬度8以上であることが求められているので、トパーズはまがうことなく、貴石に分類されます。(本当はその他は「半貴石」です。クリスタルも半貴石。)超音波洗浄はお勧めしませんが、それ以外は取り扱いも楽ちん。そして何処までも透き通ったガラス光沢。

トパーズの石言葉は「誠実」です。本来はOHタイプの黄色がかったものをいっていたのかなと推測しますが、このブルーったらinformation ageの申し子のようにとても新しく、不安を吹き飛ばしてくれる色。石としての効果は伝統的な黄色のものとは違うように感じますし、好き嫌いもあると思いますがアクセサリーとしてならこれほど映える石もなかなかありません。実はトパーズは退色しやすいのですが、処理されているものは安定なので、よほどのことがない限り(直射日光に放置等)綺麗な色を保ちます。

11月の誕生日の方、おめでとうございます。ブルートパーズは私にとって、都会的な女性の象徴。量も取れる石なので、カジュアルに使っても平気平気。トパーズが貴女の夢に力を与えてくれますように。

(貴石の定義ですが、業界によって違うことを最近知りました。ごめんなさい。確実な定義はなく、トパーズを貴石に含まないこともあるようです。2009年1月10日加筆)

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