アメトリン・エッグ
朝晩冷え込むようになって、冬らしい日になりました。水晶の成長速度は1mm成長するのに100年~100万年(ずいぶん違う)とか言われています。ちなみに人工水晶は1日1mm弱。私は条件さえ揃えば、天然の状態でも結構早く育つんじゃないかと思っているんですが、仮に1mm育つのに100年としたら、1cmほどの結晶も1000年前、平安時代のものなんですよねぇ。石と話ができたら、楽しいだろうなって思います。
今日はブラジル産のアメトリン。ボリビア産のタンブルも一つだけ持っているのですが、そちらは少し濃い目。ブラジル産のものの方が総じて色が明るいかなぁというのが私の印象です。
そんな明るい感じのアメトリンのエッグ。大きさは烏骨鶏の卵くらいと少し小さめです。シトリンの部分はごく僅かで、卵の下の方から見ると、2方向にラインが入っています。(ぱっと見はアメジストにしか見えません。)透明度は高いんですが、クラックがあるのと、これだけ薄いとカットしても色が出ないのでこれは磨きになったんだろうなぁ。私の好きな濃い色ではないのですが、可愛いです。
アメトリンはアメジストの重厚さとシトリンの陽気さが一つになったみたいな石。2色入っているからか、どことなくユーモラスでもあります。アメトリンは合成宝石の存在も知られていますが、作るのに時間がかかることと、天然のものがそれほど高い価格ではないので、価格としては天然でも合成でもあんまり差がないことが、石好き泣かせ。すぐ見分けられないじゃないのぅ。(ルースを購入しようという方、慎重に探してください。)私みたいな石好きさんの選ぶ原石、磨きはほぼ心配ないんですけどね。
シトリンの部分が昼間の光だとうまく撮れなかったため、この写真は朝ちょっと早起きして撮りました。シトリンの部分がうまく見られるとよいのですが…。上の方にちょっとオレンジがかって見えている所がシトリンの部分です。
今日もよいお休みにしてくださいね。
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