ダンビュライト
寒くなってきましたが、風邪などひいていませんか?
さて、いつも石の写真を撮る時は、窓辺にぽんと置いて「接写」設定にして撮るので、お天気の良い日の方が綺麗に撮れるのですが、この石はほんと撮りにくい石でした。
ダンビュライト、組成:CaB2Si2O8、硬度:7。この石はメキシコ産です。ダンビュライトは珪酸塩鉱物なためか、水晶っぽくも見えるんですが、水晶よりは屈折率が高くて光をきらきらと反射します。(比重・屈折率ともにトパーズによく似ています)ちなみに水晶の屈折率は大雑把にいって1.5、トパーズが1.6です。大して違わないと思うかもしれませんが、これが結構大きいんです。ちなみにダイヤモンドの屈折率は2.4とかなり大きいです。
トパーズとよく比べられますが結晶の形が違うので、それで区別がつきそう。こんな風に平たく、のみのような結晶先端を形成するのがダンビュライト。あとは屈折計とかないと無理かなぁ。
実はこの石の和名は「ジャパニーズ・ダイヤモンド」といいます。キュービックジルコニアが出来るまでは、ダイヤモンドの代用品として知られていて九州で綺麗なものが採れたんだそうですが、今ダンビュライトといったら、アメリカやメキシコ産のものがほとんどです。私には雪が降った次の日の晴れた雪原の輝きに見えます。(ちなみにキュービックジルコニアの屈折率は2.1前後、そりゃぁダイヤの代用品はキュービックジルコニアになっちゃいますよね)
でも天然の石で、これだけ眩しい輝きの石もなかなかありません。おまけにトパーズよりも安い(ショップによっても違うでしょうが…)私には嬉しい石。その輝きで、見る人を明るい気持ちにしてくれます。
ピンク色がかったもの、黄色のものもあるようですが、私は未見。見たいなー。
婚約指輪の定番はダイヤモンドですが、「ジャパニーズ・ダイヤモンド」をカットして婚約指輪に…やめておきましょう。私は結構この石好きなんですが、ダイヤモンドに似せてカットするよりは、このまま生かした方が好きです。ワイヤーラップしちゃうとか。
今日も素敵な日曜日にしてくださいね。
追伸:さっき初めて知ったのですが、ダンビュライトってビーズが出ているんですね。知りませんでした…。一粒、た、高いわっ。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント